
最高の追い風を受け、今年のゴルフシーズンが幕を開けた。女子ツアー開幕戦ダイキンオーキッドが5日から始まった。何と言っても注目は、米ツアー開幕2連勝を飾った宮里藍。「米日3連勝&日米開幕戦V」の快挙がかかる一戦に、100人以上の報道陣も集まっている。「明るい話題があってうれしい。このフォローの風を女子ツアーも勢いに乗っていきたい」と、日本女子プロゴルフ協会の樋口久子会長の顔もほころぶ。
振り返ってみれば地元沖縄で行われる今大会は、宮里にとっても思い出が詰まった試合だ。中2だった00年にツアー初出場を果たし、本格的なプロシーズン初戦となった04年は涙の優勝、07年は生涯獲得賞金3億円超えも果たした。今年はどんなドラマが待っているのか…。「たくさん沖縄の方が足を運んでくれる。頑張りたい」と宮里の気持ちも充実している。
今季の米ツアーが始まった2週間前と、2連勝した現在とで、宮里の”自信度”に変化はないという。「変わってないんですよ。自分を過信しすぎるのが1番怖い」と笑う。常々「自分に期待をしすぎると空回りするので、私は1打1打に集中するだけ」と話す宮里。快挙がかかる一戦を前にしても「自分の力を出す準備をしないと」と、淡々と練習を重ねていた。
「自分ができることは何かを常に考えている」と宮里は言う。米ツアーで連勝しても、今何が課題で、どんな練習が必要か|。つまり、いつでも「自分」の状態を追究し、その中でベストを尽くそうとしているのだ。「敵を知り己を知らば百戦危うからず」とは、有名の孫子の言葉だが、宮里の兵法は「まずは自分を知ること」。大きな期待が集まる中でのプレーぶりに、大注目したい。
2010年
2009年
