ゴルフパークと日刊スポーツ木村有三がお届けするゴルフツアーコラム キム兄のOH!MYゴルフ
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第10回 「マイ・ゴルフスタイル」
2009年10月1日更新

ゴルフのスイングは人それぞれ。プレースタイルも、人それぞれ違うからこそ、おもしろい。

先週のパナソニックオープンで優勝した丸山大輔は06年から2年間、米ツアーで戦った。ウッズ、ミケルソン、V・シン、エルス、グーセンの通称「BIG5」が代表するように、世界最高峰ツアーには身長180センチを超え、300 ヤード 以上ぶっ飛ばす超人たちが、ゾロゾロと顔をそろえる。

その中に、日本人の平均的サイズ(175センチ、80キロ)の丸山大は、飛び込んでいき、真剣勝負を挑んだ。「どれだけしんどいか分かるから、今はもう1度行きたいとは思わない」。そう言うほど過酷な舞台だからこそ、身に染みて感じたことがあった。

「飛距離がないと攻略できないコースもあるけど、そうじゃないコースもある。僕より飛ばない人でも、たくさん優勝している。飛距離を伸ばすより、自分のスタイルを磨き上げることが大事。僕の場合は、フェアウエーを捕らえてアイアンでバーディーを狙っていくゴルフ」。

パナソニックオープンでは幅15 ヤード 前後に絞られた城陽CCのフェアウエーを捕らえていき、見事に4年ぶりの優勝を手にした。

今季前半のツアーでは、1打差で予選落ちした試合が4度あった。「すごく辛い状態だった。このまま終わってしまうのか、とも思った」。そこであきらめず、6月からは都内のジムに通い体を鍛え直した。そんな心の粘り強さも、難コースでのていねいなプレーに結びついているのだろう。

ゴルフ界で丸山と言えば「茂樹」が有名だが、米ツアーから日本に復帰後の勝利は「大輔」が先になった。尾崎健夫から「お前は地味だから」という理由で、つけられたニックネームは〝ジミー〟。いよいよツアーも終盤戦、石川遼の豪快なゴルフも爽快だが、しぶとくスコアを積み上げる「ジミー丸山」のプレーぶりにも注目していきたい。

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著者プロフィール

木村有三(きむら・ゆうぞう)
1974年12月28日、大阪市生まれ。同大ゴルフ部時代は、関西学生ゴルフ連盟競技委員長を務める。98年日刊スポーツ新聞社入社。02年プロ野球・オリックス担当。99~01年、03年から現在まではゴルフ担当。海外メジャーは、今年マスターズまで男女合わせて17大会を取材。
趣味は競馬、競輪。
≫ニッカンスポーツ・コム

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