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第11回 「セレブと出会った18歳」
2009年10月8日更新

普段の大会でも相当な人生経験を積んでいるのに、石川遼にとって今週はさら貴重な1週間になる。8日開幕の米国-世界選抜対抗戦・プレジデンツ杯。8回目を迎えた大会史上最年少で出場する18歳は、会場のサンフランシスコ到着後、連日のように〝セレブ〟と会う機会に恵まれている。

6日の練習ラウンド前には、ビル・クリントン元米国大統領と、米ツアーのティム・フィンチェム・コミッショナーから、歓迎のあいさつを受けた。練習場で球を打っていた石川に近づいた両氏からは「ようこそ。世界選抜に選ばれて良かったですね。楽しんでください」と笑顔で言葉をかけられた。石川も「緊張した? もちろん。お会いできると思わなかったですから」と目を丸くして驚いた。

プレジデンツ杯は、クリントン氏が大統領在任中の94年に第1回が始まった。大会名の通りプレジデンツ=大統領のカップをかけた、米国選抜と欧州を除く世界選抜の戦い。欧州-米国対抗戦のライダー杯が開催されない年に行われる、個人スポーツのゴルフでは数少ないチーム戦だ。世界選抜の一員として、ノーマン主将の推薦で選ばれた石川は「チームの絆」を深めることを楽しみにしていたが、〝セレブ〟との思わぬ出会いにも感激を隠せなかった。

6日の米チームの練習ラウンドには元NBAのスーパースター、マイケル・ジョーダン氏も訪れ、石川は同氏とも7日の朝にあいさつを交わした。

「僕はゴルフをやること自体で、自分の人生にすごくいい影響を与えてくれていると思ってます。ゴルフ以外でも、我慢や忍耐は必要ですから。それが、ゴルフをしていて、こんなにもゴルフ界以外の方と会う機会に恵まれるとは思わなかった。将来的には、いろんな世界の方々と話せるといいな、と思っていたんですが、こんなに早く来るとは…」。

初日のフォアサムは、06年全米オープン王者ジェフ・オギルビーと組み、米国の主力ウッズ、ストリッカー組との対戦が決定。これから始まる4日間の戦いでも、かけがえのない体験が待っているはずなのに、大会前から刺激的な出会いの連続に18歳の胸は早くも高鳴っている。

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著者プロフィール

木村有三(きむら・ゆうぞう)
1974年12月28日、大阪市生まれ。同大ゴルフ部時代は、関西学生ゴルフ連盟競技委員長を務める。98年日刊スポーツ新聞社入社。02年プロ野球・オリックス担当。99~01年、03年から現在まではゴルフ担当。海外メジャーは、今年マスターズまで男女合わせて17大会を取材。
趣味は競馬、競輪。
≫ニッカンスポーツ・コム

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