ゴルフパークと日刊スポーツ木村有三がお届けするゴルフツアーコラム キム兄のOH!MYゴルフ
ゴルフパーク日刊スポーツダンロップフェニックス

第17回 「ジャンボの後継者は、どっちだ!?」
2009年11月19日更新

いよいよ秋のビッグトーナメント、ダンロップフェニックスが開幕する。注目は何と言っても、先週の三井住友VISA太平洋マスターズで3週ぶりに賞金ランク1位の座を奪回した石川遼と、同2位に後退した池田勇太の争いだろう。その差は約550万円。最終戦日本シリーズまで3週連続で続く「優勝賞金4000万円の高額大会」の初戦だけに、ファンが注ぐ視線も自然と熱くなる。

2人の開幕前の状態は、対照的だ。3年連続3度目出場の石川は、テレビマッチをこなした火曜日は練習ラウンドを行わずトレーニングと休養で調整し「体調はすごくいい」と充実の笑みをこぼす。

一方、初出場の池田は10月末に右手甲を痛め、それをかばったため左肩や左腰まで痛みが及んできた。先週終了時は残り3試合の〝全休〟も示唆したほどだった。だが、「ここまで来たからには、何としてもやり抜こう」という男気で参戦を決意。トレーナーに加え、はり治療を託す針灸師まで帯同し、体のケアを万全にしている。

毎年海外の強豪選手が実力を見せつけるイメージがあるダンロップフェニックスだが、過去4人の日本人が計6度優勝している。中でも、尾崎将司が94~96年に達成した3連覇の偉業は、燦然と輝いている。

石川と池田は、ともに尾崎を慕う。オフに尾崎邸でアイアンのフェード、ドローの打ち分け法を教わったという石川は、昨年4日間で通算3オーバーと苦しんだフェニックスCCのパー3攻略に自信を見せる。池田も「フェニックスと言えば、ジャンボさんという感じがある。同じ大会で勝ちたい」と力を込めた。

18歳の石川と、23歳の池田。白熱する若き2人の争いは、ジャンボの後継者を巡る争いでもある。やはり、今週は2人のプレーから目が離せそうにない。

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著者プロフィール

木村有三(きむら・ゆうぞう)
1974年12月28日、大阪市生まれ。同大ゴルフ部時代は、関西学生ゴルフ連盟競技委員長を務める。98年日刊スポーツ新聞社入社。02年プロ野球・オリックス担当。99~01年、03年から現在まではゴルフ担当。海外メジャーは、今年マスターズまで男女合わせて17大会を取材。
趣味は競馬、競輪。
≫ニッカンスポーツ・コム

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