
いよいよ秋のビッグトーナメント、ダンロップフェニックスが開幕する。注目は何と言っても、先週の三井住友VISA太平洋マスターズで3週ぶりに賞金ランク1位の座を奪回した石川遼と、同2位に後退した池田勇太の争いだろう。その差は約550万円。最終戦日本シリーズまで3週連続で続く「優勝賞金4000万円の高額大会」の初戦だけに、ファンが注ぐ視線も自然と熱くなる。
2人の開幕前の状態は、対照的だ。3年連続3度目出場の石川は、テレビマッチをこなした火曜日は練習ラウンドを行わずトレーニングと休養で調整し「体調はすごくいい」と充実の笑みをこぼす。
一方、初出場の池田は10月末に右手甲を痛め、それをかばったため左肩や左腰まで痛みが及んできた。先週終了時は残り3試合の〝全休〟も示唆したほどだった。だが、「ここまで来たからには、何としてもやり抜こう」という男気で参戦を決意。トレーナーに加え、はり治療を託す針灸師まで帯同し、体のケアを万全にしている。
毎年海外の強豪選手が実力を見せつけるイメージがあるダンロップフェニックスだが、過去4人の日本人が計6度優勝している。中でも、尾崎将司が94~96年に達成した3連覇の偉業は、燦然と輝いている。
石川と池田は、ともに尾崎を慕う。オフに尾崎邸でアイアンのフェード、ドローの打ち分け法を教わったという石川は、昨年4日間で通算3オーバーと苦しんだフェニックスCCのパー3攻略に自信を見せる。池田も「フェニックスと言えば、ジャンボさんという感じがある。同じ大会で勝ちたい」と力を込めた。
18歳の石川と、23歳の池田。白熱する若き2人の争いは、ジャンボの後継者を巡る争いでもある。やはり、今週は2人のプレーから目が離せそうにない。
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2009年
