強い風雨に見舞われる厳しいコンディションとなった2日目。首位タイスタートの服部真夕は、イーブンパーでしのぎ、通算6アンダーで単独首位に抜け出した。「今日は耐えるゴルフで、特に前半は風が強くてドライバーは3回くらいしかフェアウェーに行かず、すごく苦しかったですね」と服部は振り返る。そして、5アンダー2位タイには2週連続の大会2連覇に大きな期待がかかるアン・ソンジュ、藤田幸希、向山唯、木村敏美の4名が並ぶ。

「単独トップになるとは思わなかった」という服部真夕

　6アンダー首位タイスタートから、1バーディ1ボギーのイーブンパーで2日目を終えて、通算6アンダー単独首位に抜け出した服部真夕。

「ティーショットをあれだけラフに入れて、パープレーだったので、自分でもよく耐えたと思います。他の選手も、スコアを伸ばせないとは思っていましたが、まさか自分が単独首位になるとは思いませんでしたね。混戦なので、明日は自分が伸ばすしかないですね。しっかりと攻めて行きたい」と服部は語る。

2週連続の2連覇に向けて首位に1打差のアン・ソンジュ

　先週は、見事大会2連覇で今季4勝目を飾ったばかりのディフェンディング・チャンピオン、アン・ソンジュ。この2日目は、3バーディ3ボギーという内容で、初日と同じく首位に1打差の5アンダー2位タイをキープ。2週連続の大会2連覇に向けて大きなチャンスを迎えている。

「今日は、荒天の中でパットに苦労しました。でも、17番ホールで長いバーディが決まって、すべて悪いところは水に流したという感じです。今まで、守りのゴルフだったので、優勝はあまり意識していませんでしたが、明日は攻めのゴルフで自分のプレーを見てもらいたいと思います」とアン・ソンジュは語っている。

　他、4アンダー6位タイには、首位スタートだった上原彩子など3名。3アンダー9位タイには、米山みどり、笠りつ子など4名が並ぶ。