トーナメントレポート

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント

琉球ゴルフ倶楽部/沖縄県2004/03/05~03/07

大会情報 出場選手 ペアリング ホールデータ ホールバイホール ライブバトル

ライブスコア

REPORT
R1
R2
FINAL
SCORE
R1
R2
FINAL

 
 

FINAL ROUND REPORT


ゴルフファンのハートを鷲づかみの勝利!!
諸見里しのぶ&宮里藍
© GolfPark 2004
 昨年のミヤギテレビ杯では30年ぶりのアマチュア優勝を果たし、ツアー史上最年少の18歳3ケ月でプロに転向。鳴り物入りで開幕戦を迎えた宮里藍は、確かに注目の的だったが、いきなり優勝すると、一体、誰が予測しただろうか?8アンダーで2位に3打差をつけてスタートした宮里は、トーナメントレコードタイとなる通算10アンダーで堂々の勝利を決めた。ファンの熱い期待に、120%応える感動的な勝利だった。

146日。プロ入り最速V達成!!

 未曾有の大ギャラリーが、四方八方から1点に集結した18番ホール・パー5。皆の視線がスーパー・ルーキー宮里藍に注がれていた。まだ、高校を卒業したばかりの少女だが、ブルーのサングラス越しに覗く自信に満ちた眼差しは、プロとしての威厳を放っていた。

 既に、2位に2打差をつける9アンダーで、最終ホールに臨んだ宮里は、優勝の確信を胸に秘めつつも、決して気を緩めることはなかった。放った第3打はピン下2m強に吸い付き、それをド真ん中からバーディー。唯一、2桁アンダーとなる10アンダーフィニッシュだった。しかも、プロ入りわずか146日という、超最速優勝だ。

沖縄に勝たせてもらいました!

「最高です!ハナマルです!でも、ミヤギテレビ杯での優勝経験があったからこそ、今回はすごく落ち着いてプレーできたと思います。兄がキャディをしてくれて助けられたし、ギャラリーの声援も物凄かった。勝てたのは運があったと思うけど、何より、地元沖縄の力をすごく感じましたね。自分で勝ったというよりも、周りの人たちに、勝たせてもらったという感じです」と、喜びを素直に言葉にする宮里。

 3打リードでスタートした最終日は、一時、1打のリードを奪われる場面もあった。だが、そこからの粘り強さを十二分に見せてくれた。「勝利を確信した」という17番ホール・パー4では、1.5mにつける見事なショットでバーディーを奪い、後続する肥後かおりを突き離した。上がり2連続バーディという素晴らしい勝ちっぷりだった。

宮里藍
(c)GolfPark 2004
弱気になったホールはなかった

 初日、2日目とドライバーが安定して、好スコアにつながっていた宮里だが、最終日はドライバーが今ひとつ勢いを失っていた。

「ドライバーのショットで、力が入っていると言われて、力を抜こうとしたけど、2日目のようには振り切れず、無意識にコントロールしてしまいました。だから、今日はドライバーがまったく飛ばなかった。でも、弱気になったホールはなかったですね。今日は優勝を考えず、とにかく目標に向かって、一つでも伸ばしていくつもりで、自分でも自然体でできたと思います」と、宮里は振り返る。

もう1勝が目標!

 シード入りの目標はほぼ達成した宮里だが、次なる目標は「また1勝すること」だという。

「今後は、小技が課題ですね。70ヤードくらいから、グリーンを外したりすることもあったので、すごくもったいなかった。あと、100ヤード以内のショットのバリエーションも増やしたいと思います。そして将来は、技術的にはもちろん、精神的に強く、爽やかなプロになりたい」と、宮里は締めくくった。

 ファンの期待は、天井知らずだ。開幕戦から、これほど衝撃的な勝利を見せられたなら、次なる期待はどこまで勝利を重ねていけるかである。さらなる期待に応え続けられるプロとして、絶え間なく成長して欲しい。険しい道は、まだ始まったばかりなのだ。

  他、7アンダー単独2位には、終盤で8アンダーに並び、果敢にプレッシャーを与えた肥後かおり。5アンダー3位タイには西塚美希世と木村敏美。アマチュアの諸見里しのぶは、3アンダー5位タイと大健闘。同順位に高村亜紀。4年連続賞金女王の不動裕理は、3オーバー23位タイと奮わなかった。

(c)GolfPark 2004