2位スタートの佐伯三貴は、13番ホールからの3連続バーディが決め手となり、通算6アンダーで嬉しい初勝利を決めた。「3連続バーディを出したときは、神様が私に微笑んでくれてるのかな、と思ってしまいました」と語っている。現役女子大生でもある佐伯は、ツアー出場4試合目の勝利で、宮里藍に並ぶ最速優勝記録を樹立した。5アンダー2位タイには米山みどりと、首位スタートだった上原彩子。
15番ホールでは12mのバーディを決めた佐伯
13番、14番ホールでは3m以内のバーディチャンスを決め、続く15番ホールでは12mのロングパットを決めて、3連続バーディを奪った。佐伯は、5バーディ2ボギーという内容で、通算6アンダーで勝利を手中に収めた。
「17番ホールでは、4mのパーパットというピンチもありました。でも、あのパーセーブで初めて優勝を意識しましたね。自分が首位だと分かったのはホールアウトしてからでしたが、ドキドキするというより、何だか説明できない心境でした。優勝が決まった瞬間も、本当に勝ってしまったのが信じられませんでした」と、佐伯は振り返る。
「亡くなったおじいちゃんに良い報告ができます」
「私を誰よりも応援してくれたおじいちゃんが、3年前に亡くなってしまい、この優勝した姿を見せられないのが残念です。でもこれで、おじいちゃんに良い報告ができますね。これからは、『いつも笑顔だね』といわれるようなプレーヤーになりたい」と佐伯は語る。3連続バーディから勝機を見出し、その後のピンチをしのいで奪った川奈での勝利は、将来の財産となる大きな自信をもたらしてくれそうだ。
他、首位スタートから2位タイに終わった上原彩子は、「今日は、欲が出てしまったり、セカンドでのミスがあったり、メンタル面の弱さを感じました」と語っている。4アンダー4位タイには、なんと上がり4連続バーディを決めた横峯さくら。「最後はすべてが噛み合いました。良い終わり方ができました」と語っている。同順位に飯島茜。
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