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トーナメントレポート

ダンロップフェニックストーナメント

フェニックス カントリークラブ/宮崎県2008/11/20~11/23

ライブスコア

ペアリング ホールデータ ホールバイホール ライブバトル

REPORT
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FINAL
SCORE
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FINAL

 
 

2nd ROUND REPORT


近藤智弘が首位に抜け出す!

  近藤智弘が2アンダー69、通算5アンダーで首位に立った。宮崎・フェニックスCC(7010ヤード、パー71)で行われた第2日、近藤は3バーディー、1ボギーで2位から抜け出した。1打差2位には松村道央、プラヤド・マークセン(タイ)の日本ツアー勢に加えヘンリク・ステンソン(スエーデン)G・カスタノ(スペイン)がつけた。石川遼が67、首位から2打差の3アンダーで34位から一挙に6位へ上昇、気を吐いた。3アンダーには丸山茂樹、谷口徹、鈴木亨、この日ベストスコア66をマークした手嶋多一らもつけている。
  前日首位のポール・シーハン(豪)は2アンダーの14位へ後退した。
  10年ぶり出場、2回目の優勝を目指すアーニー・エルス(南ア)は3オーバーの38位。2連覇を狙うイアン・ポールター(イングランド)は44位、片山晋呉は74とスコアを伸ばせず5オーバーの54位。

17歳、石川遼がマスターズを引き寄せた日

「20歳でマスターズに出る」という石川遼の夢はもっと早く、いや来年にも実現するのではないか。そんな予感がある。
  4番で残り40ヤードから3mに寄せるバーディーと好スタートを切った石川は、6番パー3で3アイアンのショットをオーバーしアプローチを寄せ切れずボギーと不安な出だし。しかし、そのあとのゴルフは、誰もが何度も指摘した“とても17歳の少年のゴルフとは思えない”すごい内容に彩られて見事だった。
  8番右ドッグレッグではティーショットに5番ウッド、しっかりフェアウエーをとらえると135ヤードを9アイアンで4mにつける“技ありバーディー”。13番、今度は左ドッグレッグではドライバーで花道、ピンまで30ヤードに飛ばすと絶妙のサンドウエッジのピッチショットでバーディー。
  15番はピンチだったが、冷静に切り抜けた。ティーショットを左林に曲げ出すだけ、残り100ヤードを残したが、1mにつけるパーでしのいだ。
  ピンチを脱出すればあとは乗るだけだった。17番パー3、奥のカラーからパターで9mを入れてバーディー。18番パー5はセカンドをグリーン手前のバンカーまで運び1mを入れた。
  5バーディー、1ボギー67はこの日のベスト手嶋多一の66に次ぐ好スコア。「ドライバーショットが充実していた。体重移動、切り返しに気をつけた。日本オープンでタフな古賀(福岡)を攻略できた自信、その時の感触の再現を体感でき、とても充実感があった」とドライバーショットの成長を強調すると、胸を張った。

<マスターズは遼を見ている>

 「石川遼をマスターズに出す会」の会長を自認している。20歳で?
とんでもない、来年の4月、17歳で出場させるのである。その手ごたえをこの日しっかりと感じた。
キーワードは17歳の若さである。マスターズに出るには今年中のワールドランキングで50位以内に入るなど出場資格をクリアする必要がある。今の石川にはいずれも高く、果てしない壁、難関だ。しかし、それでも出場できるのがマスターズだ。なぜか、それはマスターズが招待競技であり、これまでもそのメガネにかなった選手には必ず招待状を送っている。それは躊躇なく、タイミングよく、的確に、そしてなにより意外性を多分に盛り込んで選び出す。世界をあっと、驚かせるために、だ。

<羽川豊に次ぐサプライズ>

1982年の羽川豊、今年のプラヤド・マークセンがその一例である。羽川は81年、賞金ランク8位で招待状をもらった、今年のマークセンはオーガスタに出かけながら腰痛で棄権したが、アジアンツアーの優秀なプレーヤーという“資格”が決め手となって名誉を受けた。マスターズには、創立時の招待競技という創立者ボビー・ジョーンズの意志が厳然とある、世界中の話題の選手を決して見逃さない伝統がある。17歳、石川はきっとマスターズのめがねにかなうはずだ。以上が“会長”の選考事情である。

今大会にはエルス、ステンソン、カイマー、片山晋吾、スネデカーそしてポールターら来年4月のマスターズに出場する有資格者たちが目白押しである。そこで石川にはかれらより上位に身を置くことを義務付けるしだい。17歳がエルスやポールターを上回る成績を出してごらんなさい、マスターズは黙っていられない。最終日の順位は非常に重要な意味がある。
いま石川のスコアに一喜一憂するときがきた。「優勝?最終日、最後の3ホールで初めて意識したい。それまでは明日の18ホール、そして最終日の15ホールをがんばっていきたい」石川の決意がたのもしい。(武藤一彦)


【ツアーお楽しみトピックス】
石川遼
(c)GolfPark 2008
Dunlop Phoenix Tournament
主催: 住友ゴム工業、フェニックス・シーガイア・リゾート、毎日放送
主管: 日本ゴルフツアー機構
開催日時: 2008年11月16日(日)~23日(日)
20日(木) 予選ラウンド1日目
21日(金)予選ラウンド2日目
22日(土)決勝ラウンド1日目
23日(日)決勝ラウンド2日目
開催コース: フェニックスカントリークラブ
宮崎県宮崎市塩路浜山3083
TEL 0985-39-1301
賞金総額: 200,000,000円
優勝賞金: 40,000,000円
アクセス: JR宮崎駅より直行の無料シャトルバスをご利用ください。
お車でお越しの方はギャラリー用臨時駐車場をご利用ください。
駐車場からは送迎バスをご利用ください。
TV放映: MBS発JNN24局ネット
11月22日(土)14:00~15:54
11月23日(日)15:00~16:54
お問い合わせ: 大会事務局
TEL 0985-37-9000(平日9:00~17:00)
公式サイト: http://dpt.gr.jp/
 
 
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