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2025(第6回大会) 最終日

3ホールに及ぶプレーオフを制し、永峰咲希選手が5年ぶりとなるツアー3勝目を達成!

最終日は、最後まで優勝の行方がわからない白熱の展開となりました。会場には4日間で最多となる6,174人のギャラリーが来場しました。

最終日、大きくスコアを伸ばして優勝争いに加わったのは、金澤志奈選手でした。トップと4打差の3アンダー・8位タイからスタートした金澤選手は、10番ホールまでで5つスコアを伸ばし、その時点で単独首位に立ちました。その後、最終組の永峰咲希選手と木戸愛選手が終盤にスコアを伸ばし、8アンダーで3人の選手がリーダーボードの最上段に並びました。

先に1歩抜け出したのは永峰選手でした。16番ホールで7メートルのパットを沈めてバーディーを奪い、9アンダーで単独首位に浮上しました。ところがドラマは72ホールで終わりませんでした。追いかける木戸選手が最終18番ホールで超ロングパットを沈めてバーディー。9アンダーで永峰選手と木戸選手が並び、プレーオフに突入しました。

18番ホール(Par4)で行われたプレーオフ3ホール目、先にティーショットを放った木戸選手は、フェアウェイにボールを運び、絶好の位置からセカンドショットを迎えました。一方、永峰選手のティーショットは右のラフへ。難しいライからの2打目となりましたがここで見事なショットを披露。しっかりとパーオンに成功します。

永峰選手のバーディーパットはカップインできませんでしたが、確実にパーをセーブできるところに。一方の木戸選手は2打目でグリーンを外し、アプローチも3メートルオーバー。返しのパーパットもカップに沈めることができず、ここで勝負あり。永峰選手が短いウィニングパットを沈め、長い優勝争いに終止符を打ちました。

永峰選手の優勝インタビューでは、プレーオフ前の最後の18番ホールで木戸選手が沈めたロングパットについて触れ、「あのバーディーパットを見て、逆に目が覚めました」と語り、追いつかれたことでかえって気持ちが前を向いたと当時の心境を明かしました。5年ぶりとなるツアー優勝については、「本当に長い5年でしたし、苦しいことの方が多かったです。でも、そんな中でも周りの人たちが見捨てずに支えてくれたおかげで、ここまで頑張れました」と、支えてくれた人々への感謝を述べました。

3位タイには8アンダーで佐久間朱莉選手と金澤志奈選手、5位タイには7アンダーで工藤遥加選手と荒木優奈選手が入りました。

ベストアマチュア賞は2アンダーの14位タイに入った15歳の廣吉優梨菜選手が受賞しました。

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2025(第6回大会) 3日目

木戸愛選手と永峰咲希選手が7アンダーで首位に!

大会3日目は5,774人のギャラリーが来場。会場のあちこちで大きな拍手と歓声が沸き起こっていました。暑さと難しいコースを攻略し、スコアを伸ばす選手が続出したことから、順位も大きく入れ替わる展開となりました。

6バーディー、1ボギーと5つスコアを伸ばし、通算7アンダーで首位に立ったのは木戸愛選手です。神奈川県出身の木戸選手は「地元ということもあり、温かい声をたくさんかけていただき、すごくパワーになりました」とギャラリーの声援に感謝。「今日はしっかりフェアウェイキープができて、いいパットが決まってくれたので、すごくいい1日でした」とラウンドを振り返りました。「最終日は自分のゴルフに集中して頑張り抜きたいです」と、2012年以来となるツアー優勝を狙います。

3バーディー、ノーボギーと安定したプレーでスコアを3つ伸ばし、通算7アンダーで木戸選手とともに首位に立ったのは永峰咲希選手です。「今日はパターがしっかり打てて、ロングパットのタッチも合っていて、スコアを伸ばすことができて良かったです」と3日目のラウンドを振り返りつつ、「ラフが長くグリーンも硬いので、まずはフェアウェイキープが大事。フェアウェイに行ったときは、しっかりピンを狙っていきたいと思います」と最終日へのプランを明かしました。

今季すでに3勝を挙げ、メルセデス・ランキングでトップに立つ佐久間朱莉選手は、5バーディー、ノーボギーで5つスコアを伸ばし、通算5アンダーの3位タイに浮上しました。「ショットもパットも自分の思ったとおりにいく回数が増えたので、いいプレーができたと思います」と語った佐久間選手は、「明日はあまりスコアを気にせずに、自分が伸ばせるだけ伸ばすようなプレーをしたいです」と、自然体の姿勢で最終日に臨みます。

佐久間選手と同じく5アンダーの3位タイには、吉本ここね選手とウーチャイェン選手がつけています。4アンダーの6位タイには、ペソンウ選手とサイペイイン選手が続いています。

3日目を終えてトップと5打差以内には20人がひしめく混戦模様。最終日のファイナルラウンドでは、どのようなドラマが待っているのでしょうか。

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2025(第6回大会) 2日目

吉本ここね選手が6アンダーで単独トップ!

2日目は、初日を500人近く上回る4,622人のギャラリーが来場しました。会場内では、選手のナイスプレーに対する歓声や拍手が各所で起こり、大いに盛り上がりました。この日も気温の高さと強い風が選手たちを悩ませ、スコアメイクに苦労する展開となりました。

通算6アンダーで2日連続の首位に立ったのは吉本ここね選手です。「曲げたくないという気持ちが強くなり過ぎて、体の動きが悪くなったのか、ティーショットが荒れていました。特に前半は苦しかったですが、ボギーの後にバーディーがきてくれて助けられました。一日を通して、パッティングは良かったと思います」と2日目のラウンドを振り返りました。開催コースの戸塚カントリー倶楽部については「難しいというイメージが、少しずついいイメージに変わってきています」と語り、手応えを感じている様子でした。明日以降の戦いについては「成績は特に意識せず、ベストを尽くします」と話しました。

そして、3選手が4アンダーで2位タイにつけました。5バーディー、1ボギーで4つスコアを伸ばしたのは、昨年の覇者である桑木志帆選手。「パターが昨日に比べ改善しました。ラフに入った時も、しっかりマネジメントができました。100点満点をあげてもいいです」と2日目のラウンドを振り返りました。

2バーディー、1ボギーと1つスコアを伸ばしたのはウーチャイェン選手。「風が強く、セッティングも厳しい中、アンダーを出せたのはすごく嬉しいです」とホールアウト後に振り返り、「明日はたくさんバーディーが取れるように頑張りたいです」と語りました。

2バーディー、3ボギーと1つスコアを落としながらも通算4アンダーで踏みとどまったのは永峰咲希選手。「バーディーパット、パーパットが打ち切れていなかったです。絶好のチャンスを決められなかったのが残念」と2日目を振り返り、本日の課題だったパットの距離感の確認をしたいと語りました。

3アンダーの5位にはアマチュアの倉林紅選手がつけています。

第2ラウンドを終えて3オーバー・52位タイまでの65人の選手が予選を通過。7月5日(土)、6日(日)に実施される決勝ラウンド(第3ラウンド、第4ラウンド)に挑みます。

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2025(第6回大会) 初日

吉本ここね選手と永峰咲希選手が5アンダーでトップに並ぶ

資生堂・JAL レディスオープンが神奈川県の戸塚カントリー倶楽部(西コース)で開幕。平日にもかかわらず4,133人のギャラリーが会場に訪れました。暑さと強い風が選手を苦しめ、スコアは伸び悩みました。

難しいコンディションにも関わらずスコアを伸ばしたのが吉本ここね選手です。出だしの5ホールで4バーディーを奪うロケットスタートを切ると、その後は危なげなくパーを重ねました。後半の13番でもバーディーを奪い、通算5アンダーで首位に立ちました。「ノーボギーで回れたのがすごく嬉しいです。今日はバーディーチャンスがいつも以上につくれましたし、ショットの調子が良くなってきていると感じています」と好調の要因を振り返りました。また、2日目以降に向けては「フェアウェイキープを意識して、安定したゴルフができれば」と意欲を語りました。

最終ホールで20メートル近くのバーディーパットを沈め、吉本選手と並ぶ5アンダーの首位タイにつけたのは永峰咲希選手です。「今日は風があったので、逆に暑さによる体力の消耗は少なかったです。自分の持ち球との相性も良く、打ちづらさは感じませんでした」と、他の選手を苦しめた“風”も味方につけました。明日以降に向けては「攻めるべきところとそうでないところをしっかり見極めて、メリハリのあるゴルフをしていきたいです」と語りました。

トップと1打差の4アンダーの3位には金田久美子選手、3アンダーの4位タイにはウーチャイェン選手、高橋彩華選手、泉田琴菜選手が並んでいます。

明日の2日目は、午前組と午後組が入れ替わり、本日と同じ組み合わせで第2ラウンドが行われます。36ホール終了時点で、上位60位タイまでの選手が決勝ラウンドへ進出します。

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