トーナメントって何?
- 到着から観戦まで
- コースへ行く前に…
- コースに着きました!!
- 選手の居場所をつかみましょう!!
- 選手を見つけました!!
- さぁ、試合を観戦しましょう!!
- 「困ったなぁ…」となる前に
- 試合観戦の最低限のマナー
- こどもとはぐれてしまった!
- 選手のサインがほしい!
- ボールが手の届くところにきちゃった!
- 雷がなって中止に…
- 怪我をしてしまった、気分が悪い…
コースへ行く前に
いきなりコースに行く前に、済ましておきたいことがあります。それはトイレ!!
場内には当然トイレが準備されていますが、保安上の理由などからクラブハウスにギャラリーは入れないため、仮設トイレを使うことになります。
仮設トイレの中には水洗のものもありますが、ほとんどは…。なので、特に潔癖性の方は済ましていくことをお勧めします。これは、トーナメントだけでなく、野外イベントの大きな課題です。
コースに着きました
ゲートでチケットを掲示し、半券をスタッフにもぎってもらいましょう!
このゲートでもらえるのがペアリングといわれるスタート表とコース内の地図です。
<ペアリングの見方>
ペアリングには、どの選手が何時にどこからスタートするかが記載されています。
実際のスタート表を見ていただけると分かりますが、スタートホールとなるのは、No.1(1番ホール)だけとは限りません。
No.10(10番ホール)など、途中のホールからスタートする場合があります。
ちなみに、1番ホールからスタートすることをOUTスタート、10番からスタートすることをINスタートとも言います。
このOUTとINは、クラブハウス(ラウンドする際には受付や着替え、食事をする場所)から見て、コースに出て行く「go out」と帰って来る「come in」から来ていると言われています。
本場ヨーロッパの古いコースでは1番ホールからスタートして行くと、最終ホール(だいたい18番ホール)を終えないとクラブハウスに帰ってこれなかったためです。
日本ではほとんど、全ホール18ホールまわらなくても9ホールで帰ってこれるようになっている場合が多いので、No.1からNo.9までをOUTコース、後半のNo.10からNo.18までをINコースといいます。
しかし、このアウトコースとインコースというのは、実はあまり正しくない表現です。
正しくはフロントナイン(Front Nine)とバックナイン(Back Nine)というのが正しい表現です。
けれど、アウト、インの方がポピュラーではあります。・・・うーん?
選手の居場所をつかみましょう
ペアリングをもらったらお目当ての選手を探しに行きましょう!
選手の動きは以下のようになっています。
- ・自分のスタート1時間30分から1時間前
- 打撃練習場(練習場)に移動し、ショットの練習をします。
- ・スタート40分から30分前
- 練習グリーンでグリーンのコンディションとパッティングの調整を行います。
- ・自分の前の組がスタートしてから、スタートホールに移動
- (第一組はスタート10分前くらいにスタートティ移動)
- ちなみにこれはあくまで目安です。
クラブを調整したいプロは、ショットの練習の前に、自分が使う道具メーカーの「サービスカー」にいってセッティングをしたり、ショットの練習に熱心なプロもいます。また、パッティングがうまくいかなくて調整に力を入れたいプロはもっと早く練習グリーンに移動するでしょう。選手のコンディションによるので、参考にしてください。
とくに、練習の時には、選手同士の会話や練習する風景も様々で面白いですよ。
ゴルフをこれから始める人や、自分のスコアが伸びない、飛距離が出ないなどの悩みを持つ人は、まず練習場や練習グリーンでの観戦をお勧めします。
選手を見つけました
スタートする前やプレー中の選手を見かけたとき、すぐにサインをねだる方がいらっしゃいますが、これはNG!!皆さんも、例えば期末試験が始まる前や試験中に、人から何か関係のないことをさせられると調子を崩したり、心情的に穏やかではいられませんよね。
ゴルフは繊細なスポーツです。
手元で打ち出す角度が3度変わったら、球が落ちる250ヤード先では狙い所から30ヤードもずれたりするわけです。
その選手のファンなら、心のこもった暖かい声援や拍手で選手を盛り上げてあげましょう。
さぁ、試合を観戦しましょう
選手は、1日で18ホールを消化し、そのスコアの合計を競います。
それを3日、ないし4日間の合計スコアで順位を決め、決勝ラウンドに進めた選手には賞金が与えられます。
つまり、No.10からスタートした選手も18ホール消化する必要があるので、No.18が終わったのち、選手達はNo.1から出てNo.9が最終ホールとなるわけです。
気になる選手について一緒に18ホールを歩くのも良し。見所となるホールで待ち伏せしたり、半分だけ歩いて食事を取ってから違う選手に着いて歩いたり、18番などにギャラリースタンド(観戦席)があれば、そこで座って観戦するというのも良いんじゃないでしょうか?
困ったなーとなる前に
試合観戦の最低限のマナー
まず選手がボールを打つために構えたら動いたり物音を立てないようにしましょう。
もちろん携帯電話は電源を切るかサイレントモードにしておいてください。
コース内にはギャラリーの皆さんが安全にコースを回れるように、横断歩道のようにロープを引いて、選手がプレーするエリアと観戦する境界線を作っています。
そのロープをくぐってプレーするエリアに入ったりすると打球事故の原因にもなりますし、深く生い茂った芝生(ラフといいます)踏んでしまい競技の条件が変わってしまいます。
ホールを囲うようにして張ってあるロープですが、きちんと反対側に渡ることが出来る横断道路(クロスウェイといいます)を用意してありますので、渡る際にはその横断道路を渡るようにしてください。
もちろん、選手が打とうとしているのに渡ったりすると危険ですし、選手のプレーを妨げてしまいますから、気をつけてください。
危険な箇所や人の往来が激しい横断道路には、ボランティアやスタッフが整理員として付いていますので、その指示に従ってください。
整理員(固定ギャラリー整理といいます)が、手を挙げた場合には、選手が構えてプレーに入る合図です。
手が上がったら、静止するようにしてください。
大会によっては、「お静かに!Quiet Please」などとかかれたボードを挙げる場合があります。
映像提供:
日本ゴルフツアー機構(JGTO)
こどもとはぐれてしまった!
ご自分で探す前に、スタッフを頼ってください。
近くにいる、動けるスタッフ総出でお探しします。
選手のサインが欲しい!
女子はホールアウト後、プレーに影響しない、ギャラリーの導線の邪魔にならない場所でサインに応じることが多いです。男子ツアーでは選手会がサインエリアを設けてホールアウト後にサインをしています。どちらも、ホールアウト後の対応ですから対応できる数が限られています。早めに並んでおきましょう。また、選手とのツーショット写真とサインがもらえる「チャリティフォト」をやっている場合もあります。
ボールが手の届くところに来ちゃった!
先ほども言いましたが、選手のプレーエリア(ロープの内側)にギャラリーは入りませんが、選手がミスショットをしてロープの外、つまり皆さんがいる方向にボールを打ち込んでしまう場合があります。
選手、キャディやスタッフが「ファッ!」「ファー!!」といったらボールが人のいる方向に飛んでしまったという合図です。
ボールが確認できない場合にはすぐに物陰に隠れるか、頭を守ってください。
また、自分お近くにボールが来たときには、ボールに手を触れないでください。
雷がなって中止になったときは…
トーナメントは通常の雨ぐらいならやりますが、雷(かみなり)が鳴れば中断となります。
中断の合図は、長いサイレンが1回鳴ります。ゴルフ場は雷がなると危険です。よく雨宿りするために木の下に入る方がいますが自殺行為です。雷は高いところに落ちますので、頭を低くし、仮設物ではない屋内か車の中に避難してください。ちなみにテントなども危険です。避雷針の付いたテントがある場合もありますが、ほとんどは対応できていません。係員の指示に従い避難して下さい。
怪我をしてしまった、気分が悪い…
スタッフ誰でも結構ですので、お声かけいただきご連絡、ご相談下さい。とくに打球事故などは、そのとき大丈夫でも、後から腫れてきたり、当たり所によっては気分が悪くなる事もあります。
会場内には万が一に備え、医師や看護師が待機しておりますので、現場での応急救護が可能です。
症状がひどい場合には、大会スタッフが付き添いで、提携している病院までご同行します。
なお、応急救護の場合は医療費はかかりませんのでご安心下さい。また、大会側による責任の事故で病院にて治療をされる場合にも、大会側が医療費を負担いたします。