首位スタートだった谷口拓也がスコアを崩す一方で、2位スタートの野仲茂は、2つスコアを伸ばして通算11アンダーでフィニッシュ。2位に3打差をつける堂々たる逃げ切り勝利で、待望のツアー初優勝を決めた。「プロになって19年ですが、長かったとは感じていません。勝てると思っていなかったし、まだ実感が沸きません」と野仲は振り返る。
「最後まで油断せずにプレーしました」という野仲茂
野仲茂はこの最終日、2位スタートから、4バーディ2ボギーという内容で、通算11アンダーに到達。2位の矢野東に3打差をつける堂々たる内容で、ツアー初優勝を決めた。
「スコアボードは見ないようにしていたので、後から追い上げてくる選手もいるだろうと思い、最後まで油断せずにプレーできました。ほどよい緊張感で、朝からずっと同じ感じでゴルフができました。結構びびる方なんで、優勝するときはどんな感じだろうと思っていたんですが、思ったほど緊張しませんでした」と野仲茂は語っている。
「マイペースでまたもう一つ勝ちたい」
「17歳でゴルフを始めて、21歳でプロになってから、自分にはずっと遊びの延長みたいな感覚だったんです。でも、子供ができるとやっぱり変わりますよね。ただ、自分のゴルフ人生で、優勝するとは思っていませんでしたね。せっかく勝てたので、もう一つ勝ちたいけど、マイペースが持ち味なので、それは変わらないと思います」と野仲茂は語る。
他、8アンダー単独2位に、6つスコアを伸ばして浮上した矢野東。7アンダー単独3位には谷口徹という結果に終わった。