7アンダー2位タイスタートから、この3日目、ともに3つスコアを伸ばして、矢野東とキム・キョンテが通算10アンダー首位タイに浮上した。「18番ホールでは、自分が打てる最高のボールを打てた。キャリーで285ヤードは飛んでいたし、気持ち良くボールを掴まえることができた」と矢野東は振り返る。そして、7アンダー3位タイには、石川遼など4名が続く！！

2年ぶりの勝利に期待のかかる矢野東

　7アンダー2位タイスタートの矢野東は、6バーディ3ボギーという内容で、韓国のキム・キョンテと並ぶ通算10アンダー首位タイに浮上した。2年ぶりのツアー勝利に大きな期待がかかる！

「今年は、あまり気持ち良くゴルフをできたことがなくて、スイングの理論的なこととか、クラブの動きとか、フェースの向きがどんな感じで当たれば、どんな風に飛んでいくのかといったことまで勉強していて、少し頭でっかちになっていたと思います。大学生に戻った感覚で、本能でゴルフをしています」と矢野は語る。

韓国のキム・キョンテが絶好調をキープ！

　先々週に日本オープンを制して、外国人選手初の賞金王獲得に期待がかかっているのは韓国のキム・キョンテ。この3日目は4バーディ1ボギーという安定感のあるラウンドで、矢野東とともに10アンダー首位タイに浮上。

「今日はアイアンの調子が今ひとつで、なかなかバーディチャンスが来ませんでした。矢野選手に飛距離で置いて行かれていて、もっと飛距離があればと痛感しましたが、今は自分のスタイルを崩さないようにプレーするだけです。明日は14アンダーまでスコアを伸ばせれば、優勝のチャンスが出てくると思います」とキム・キョンテは語っている。

　他、7アンダー3位タイには、石川遼、谷口徹、原口鉄也、市川弘大の4名。首位スタートだった韓国のＩ・J・ジャンは6アンダー7位タイに後退した。