単独首位スタートの不動裕理は1つスコアを落として、2アンダー7位タイに後退し、かわって首位タイに浮上したのは、上田桃子と2010年賞金女王のアン・ソンジュ。「決めたいなと思う微妙な距離のパーパットが入ったり、今日はすごく良いパットが決まった」と上田桃子は語る。そして、5アンダー単独3位に台湾のテレサ・ルー。宮里藍と横峯さくらはともに3オーバー34位タイ。

「フラットな気持ちでプレーできています」という上田桃子

　5バーディ1ボギーという内容で、2位スタートから首位タイに浮上したのは上田桃子。初日同様に、好調をキープする。

「メジャーに5年間出場して、これまでは気持ちの浮き沈みが激しく、優勝争いは難しいと感じていました。でも、今のところフラットな気持ちでプレーできているし、それで我慢できていると思いますね。これまで、ミスをしたことを忘れようとしていたのですが、無理に忘れるのではなく、次の新しいことだけに集中するようにしたことが、自分にとって良かったと感じています」と上田は語っている。

5つスコアを伸ばして首位に浮上したアン・ソンジュ

　昨年、2010年のルーキーイヤーでは開幕戦でいきなり優勝し、その勢いを保って賞金女王にまで上り詰めた韓国のアン・ソンジュ。この2日目は、5バーディノーボギーという完璧なラウンドで、7位スタートから首位タイに浮上した。

「ショットもパットも良かったので、今日のプレーにはとても満足しています。順位は意識せず、自分のプレーに専念したことが、良い結果につながりましたね。ショートホールはどこも難しくてオンできなかったけど、アプローチも好調なのでパーセーブできました」とアン・ソンジュは振り返る。

　他、4アンダー単独4位に服部真夕。3アンダー5位タイには木戸愛とイ・ボミ。2アンダー7位タイには、首位スタートの不動裕理、有村智恵など3名が並ぶ。