韓国のアン・ソンジュとともに、6アンダー首位タイでスタートした上田桃子は、2つスコアを伸ばして通算8アンダー単独首位に抜け出した。「スタート前には体が重く感じたけど、こういうのは久しぶりで良いと思ったし、今日はとにかくアンダーパーでラウンドでき、首位で終われたのは大きいですね」と上田桃子は語る。そして、7アンダー単独2位には韓国のアン・ソンジュ。横峯さくらは66をマークして、3アンダー5位タイに浮上した。

「最終日は攻めていきたい！」という上田桃子

　3バーディ1ボギーという内容で、同じく首位タイスタートのアン・ソンジュを1打リードし、8アンダー単独首位に立った上田桃子。

「今日は雨だったし、ガンガンに行くような感じではなかったですね。ストレスがたまる感じではありました。雨が降ると力んだり、リズムが早くなったりするので、そこに注意してプレーしました。明日は、パットを打てた者勝ちだと思う。自分のゴルフだけを考えて、攻めていきたいと思います」と上田は語っている。

6バーディノーボギーの猛追を見せた横峯さくら

　上がり3ホールの連続バーディを含む、6バーディノーボギーという猛追を見せたのは横峯さくら。34位スタートから、一気に3アンダー5位タイに浮上した。

「今朝、練習するまでショットの迷いがあったんですが、コレだというものを見つけて、それをラウンドでも実践できました。気がついたところは、スタンスの幅が少し狭かったこと。すべてのクラブでスタンスを広めにしたら、ショットが良くなりました。これで、明日はとても前向きになれるし、たとえ優勝に届かなくても、良いプレーができればいいと考えています」と横峯は語る。

　他、6アンダー単独3位に台湾のテレサ・ルー。5アンダー単独4位に佐伯三貴。3アンダー5位タイには横峯の他、有村智恵など4名が並ぶ。