初日から首位タイにつけてきた塚田好宣は、3日間60台のスコアをマークして、通算14アンダーでついに単独首位に抜け出した。99年にツアープレーヤーとなってから、悲願の初勝利への大チャンスを迎えている。「前半にすごくスコアを伸ばすことができましたが、自分ではそんなに意識していなくて、なんだか人事みたいです。良いパットが決まっているのも不思議ですね」と塚田は振り返る。そして、1打差の13アンダー2位タイには、Ｋ・アフィバーンラト、Ｂ・ジョーンズの2名が並ぶ。

「パットのラインに集中できています」という塚田好宣

　前半に5バーディノーボギーという素晴らしいプレーを見せ、7バーディ2ボギーという内容で、通算14アンダーで単独首位に抜け出した塚田好宣。

「パットをクロスハンドに変えたんですが、どこがどう良くなったのかは分かりません。でも、結果としてパットが良く決まっているし、自信が持てているので、ラインに集中できています。3日間首位に立っているけど、勝てるとは思っていません。Ｂ・ジョーンズ選手なども1打差で追っているし、自分はただ一生懸命にプレーするだけですね」と塚田は語っている。

「明日はビッグスコアを出せるかもしれない」という松山英樹

　6バーディ1ボギー1ダブルボギーという内容で、首位に4打差の10アンダー単独5位につけているのは、アマチュアの松山英樹。

「今日は、最後の3ホールでショットが良くなってきて、この調子で行けば、明日はビッグスコアを出せるかもしれないという予感がありました。今まで、漠然としていたところが、急に自覚できるようになって、ショットが急によくなりました。明日は、早めに追いついて、自分からミスをしないように臨みたい」と松山は語る。

　他、11アンダー単独4位に李丞鎬。8アンダー6位タイには片山晋呉、李京勲など3名。7アンダー9位タイには藤本佳則、丸山大輔など6名が並ぶ。