前週に初勝利を決めた韓国の金亨成（キム・ヒョンソン）は66（パー71）をマークして、P・マークセンと並ぶ通算5アンダー首位タイに浮上した。「初日は、7番ホールまでを終えて、6オーバーだったので、ハンパじゃないカムバック。ここは標高が高い分、飛距離が伸びるので全部オーバーしていて、今日は距離感だけ気をつけました」と金は振り返る。そして、4アンダー3位タイには宮本勝昌と岩田寛が続く。

「気持ちよいプレーができました」という金亨成

　先週は、最終日に単独首位でスタートし、堂々たる逃げ切り勝利を決めたばかりの金亨成。その勢いに乗って、今週も好調。初日は27位と出遅れたものの、2日目は6バーディ1ボギーという内容で、通算5アンダー首位タイにジャンプアップした。

「標高が高い分、普段より飛ぶので、昨日の後半から、距離感だけ気をつけようと意識したら、プレーが良くなりましたね。今日は、インスタートの11番、12番ホールで長いバーディが決まって、良い流れに乗れました。2週連続勝利は分からないですが、このところ嬉しい気分なので、ゴルフが楽しいし、気持ちよいプレーができました」と金は語っている。

安定した好プレーを見せるP・マークセン

　5バーディ3ボギーという内容で、同じく通算5アンダー首位タイにつけたP・マークセン。初日、2日目ともに60台の安定したプレーで、首位に浮上した。

「ドライバーが飛ばず、グリーンはスパイクマークに悩まされて、そんなに調子は良くなかったのですが、ナイスプレーができたと思います。特に、今日はアイアンが良くて、それがスコアにつながりました。残り2日間も、とにかくパーオンを目指して、手堅くパーを拾っていきたい」とマークセンは語る。

　他、3アンダー単独5位に河野晃一郎。2アンダー6位タイには、谷原秀人、手嶋多一、キム・キョンテなど7名が並ぶ。石川遼は、前半大きく乱れて、後半にゴルフが一転し、見事カムバックしたものの、通算3オーバーで予選落ちとなった。