三重県の涼仙ゴルフ倶楽部を舞台に開幕した本大会で、初日から9アンダーという猛攻を見せたのは佐藤祐樹だ。「もともとパットは得意ですが、今日は特にパッティングのお陰でリズムに乗ることができました」と佐藤は語る。そして、8アンダー2位タイには、Ｃ・プラポール、横田真一など3名が続く。

「パットが良い感じです」という佐藤祐樹

　1イーグル8バーディ1ボギーという内容で、いきなり9アンダーの好スコアを叩き出した佐藤祐樹。全体的に激しいバーディ合戦となった初日だが、その中で、単独首位に抜け出した。

「普段はマレットタイプのパターを使っていて、時々、ピンタイプを使うと感覚が鋭くなるんです。マレットだと、許容範囲が広くて、ミスがぼやけてしまうけど、ピンタイプはミスヒットがすぐに分かりますからね。このところピンタイプにしていて、またマレットに戻したら、パットがとても良い感じになっていました」と佐藤は語っている。

「ここはイメージが出るコース」という横田真一

　10バーディ2ボギーとバーディを量産したのは横田真一。8アンダー2位タイにつける素晴らしいスタートを切った。

「ここは、右ドッグレッグでグリーンの右奥が下っているなど、ゴルフが好きな方が作ったと感じられるコースですね。プレーしていても、良いイメージが出るし、とても好きなコースです。8アンダーは、自分にとって最高のスタートが切れたと思っています」と横田は語る。

　他、7アンダー5位タイには小田孔明、矢野東、池田勇太など8名。石川遼は4アンダー36位タイにつけている。