先週、日本ツアー初勝利を決めた韓国系米国人のハン・リーが、7つスコアを伸ばす猛追で、通算10アンダー単独首位に浮上した。「先週、初勝利を決めたので、勝っていなかった頃のように勝つことにがむしゃらではなく、自分のペースを守る余裕がありますね」とハン・リーは語る。そして、8アンダー2位タイには、石川遼、D・スメイル、単独首位スタートの松村道央が続く。
9バーディの猛攻を見せたハン・リー
先週、悲願の日本ツアー初勝利を飾ったばかりのハン・リーは、好調を維持して今週に臨み、この2日目は9バーディ2ボギーという内容で、バーディを量産して、通算10アンダー単独首位に躍り出た。
「今年のつるやオープンでは、優勝のチャンスがありましたが、あの時は、勝ちたい気持ちが強すぎました。でも、優勝を決めた今は、そんなに優勝を意識することなく、自分のベースをしっかりと守ってプレーできていますね。自分は外国人だけど、ホームツアーだと思っているし、ここで見せるプレーを大切にしたいですね」とハン・リーは語っている。
「ショットに不満が残る」という石川遼
4バーディ1ボギーという内容で、首位に2打差の通算8アンダー2位タイにつけたのは石川遼。2010年の本大会以来、優勝していない状態だが、それを打破する大きなチャンスを迎えている。
「スコア的には不満はないんですが、問題はその内容ですね。気持ちよくスイングしているのに、左に行ってしまったり、フェアウェーをキープできたけど、飛んでいなかったりと、ショットの内容に不満が残るラウンドでした。まだまだスイングの微調整が必要ですね」と石川遼は語る。
他、7アンダー5位タイには岩田寛、藤本佳則、増田伸洋の3名。6アンダー8位タイには、室田淳、宮里優作など4名が並ぶ。
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