2010年の本大会以来、優勝から遠ざかっていた石川遼だが、この3日目は通算11アンダーで単独首位に立ち、待望の勝利に向けて最高のポジションにつけた。「10番ホールのセカンドショットくらいから、ショットが良くなりました。打つときに、ちょうど自分の影が目に入って、沈み込む癖が見えたので、そこから修正できました」と石川は語る。そして、10アンダー2位タイには、ハン・リー、松村道央、金度勲の3名が続く。
「自分らしいカムバックができた」という石川遼
6番ホールでボギーが先行し、10番ホールまでは1バーディ2ボギーという内容だったが、そこから4つのバーディを奪うナイスカムバック。2位スタートの石川遼は通算11アンダーで単独首位に躍り出た。
「ボギーが先行するのは3日間で初めてだったし、バーディチャンスを3パットでボギーにしてしまったので、こういうのは本当に精神的にズッシリときます。でも、そこから良くカムバックできたと思いますし、自分らしいゴルフができたと思っています。なかなか自分の実力で勝つのは難しいと思っていますが、とにかく明日は初日から定めていた16アンダーを目指してプレーしたいと考えています」と石川は語っている。
アマチュアの松山英樹が首位に3打差
この3日目は、7バーディ1ボギーという素晴らしいゴルフで、アマチュアの松山英樹が通算8アンダー単独7位に浮上した。
「今日はとても良い形でラウンドできたと思います。パッティングにも大きなミスがなく、久しぶりにたくさんのバーディを取ることができました。ショットはあまり安定していませんでしたが、距離感が合ってたので、このスコアにつながったと思います。アマチュアでの2勝目を目標にしているので、とりあえず残り2~3ホールくらいまで、しっかりと上位にいられるようにしたい」と松山は語る。
他、通算9アンダー5位タイには藤本佳則とI・J・ジャン。7アンダー8位タイには久保谷健一と黄重坤が並ぶ。
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