本大会を含めて、今シーズンも残すところ2戦。高知県のKochi黒潮カントリークラブを舞台に初日が始まった。この初日は、ともに韓国のS・K・ホと黄重坤（ハン・ジュンゴン）が7アンダー首位タイに並ぶ形となった。そして、賞金王レースをリードする藤田寛之は、4アンダー7位タイ、石川遼は3アンダー13位タイにつけた。

賞金ランキング首位を走る藤田寛之が3打差の好スタート

　首位をS・K・ホと黄重坤（ハン・ジュンゴン）の韓国勢が占めた初日だが、注目は、目下賞金ランキングで首位を走る藤田寛之。2位の谷口徹とは約3200万円差で、成績次第ではこの大会で賞金王が確定する期待が高まっている。この初日は4バーディノーボギーという内容で、4アンダー7位タイにつけた。

「周りが伸ばしているので、もう少し伸ばしたかったというのはありますが、自分の中では今日のプレーで合格点ですね。パッティングも、すごく良いわけではないけど、結果的に上手く行っているし悪くありません。今はワールドランキング50位以内に入り、目標に到達しましたが、年末に50位以内に入っていなければ意味がないですね。賞金王に関しては、あくまで結果でしかないと思っています」と藤田は語っている。

「明日は通算10アンダーを目指します」という石川遼

　本大会と最終戦はともに優勝賞金4000万円で、可能性としては賞金ランキング16位の久保谷健一までチャンスがあり大逆転もありえる状況。石川遼は今季2年ぶりの優勝を決めて、現在賞金ランキング9位。その可能性のある一人となっている。この初日は3バーディノーボギーという内容で、3アンダー13位タイにつけた。

「順位的には悪くありませんが、全体的にちょっとずつゴルフがずれていた感じですね。でも、もう少し伸ばせそうな感じでもありました。今週は1日5アンダーを目標にしていますが、今日足りなかった分を2つ取り返して、明日は通算10アンダーを目指して頑張ります」と石川は語る。

　他、5アンダー3位タイには久保谷健一、上井邦浩、井上信、上原栄道の4名。4アンダー7位タイには、藤田の他、宮里優作、谷原秀人など6名が並ぶ。