宮里優作と並んで、この3日目を首位でスタートした黄重坤（ハン・ジュンゴン）は、4つスコアを伸ばして通算13アンダーフィニッシュ。単独首位に抜け出した。「今日は、アイアンもパッティングも良かったですね」と黄は振り返る。そして、首位に1打差の12アンダー2位タイには上井邦浩と韓国のキム・キョンテが続く。

ビッグトーナメントで大チャンスを迎えた黄重坤

　2011年のミズノオープンで、ツアー初勝利を飾った韓国の黄重坤。今シーズンは未勝利だが、このビッグトーナメントで、通算13アンダー単独首位に躍り出て、2勝目の大きなチャンスを迎えている。

「17番ホールではピンチでしたが、ラインが真っ直ぐだったので、しっかりパーセーブできました。今日は、アイアンもパットも良くて、3日間首位をキープできたし、明日はもっとバーディチャンスを狙って、もっと集中したいと思います」と黄は語っている。

初勝利に向けて1打差を追う上井邦浩

　4バーディノーボギーという内容で、通算12アンダー2位タイにつけたのは上井邦浩。この今シーズン大詰めのビッグトーナメントで、ツアー初勝利のチャンスを迎えている。

「10番ホールまでに、4つバーディを重ねましたが、後半はアイアンがチャンスに付かず、スコアを伸ばせませんでした。今日は、伸ばせるだけ伸ばそうというつもりでプレーしていたけど、なかなか上手くいきませんね。明日は、最後まで優勝争いに絡めるようなゴルフをしたいと思います」と上井は語る。

　他、通算11アンダー４位タイには武藤俊憲と久保谷健一。10アンダー6位タイには谷原秀人、上田諭尉など3名が並ぶ。石川遼は首位に5打差の8アンダー12位タイ。