初日から首位をキープした韓国のハン・ジュンゴンはこの最終日、2位に3打差をつける堂々たるプレーで、見事完全勝利。2011年以来の嬉しいツアー2勝目を飾った。「もう1勝できたことが嬉しいですが、自分実力から考えると、2勝目は思ったよりも早かったと思います」と黄重坤は語る。
「パットが良くてチャンスを多く決められた」という黄重坤
13アンダー単独首位でこの最終日を迎えた黄重坤は、1イーグル4バーディノーボギーという素晴らしいゴルフで、19アンダーフィニッシュ。終盤で一時、上井邦浩に並ばれたものの、16番ホールのバーディですぐに単独首位に立ち、最終ホールはイーグルフィニッシュで勝利を決定付けた。
「今日は、上井選手と競り合ってきましたが、できるだけ自分のプレーに集中することを心がけていました。ただ、首位に追いつかれてからは少し緊張しましたね。勝因は、アイアンショットとパッティング。バーディチャンスが多かったし、チャンスを多く決めることができました」と黄重坤は振り返る。
「しばらくは日本で経験を積みます」
「とりあえず、早く2勝目ができたので、これから3勝目、4勝目に向けて頑張っていきたい。米ツアーにも挑戦したいけど、自分はまだ経験が浅いので、日本で経験を積んでからですね。QTでの挑戦の仕方も変わるし、しばらくは日本で経験を積みたいと思います」と黄は語っている。
他、上井邦浩は通算16アンダー単独2位で、惜しくも初勝利のチャンスを逃した。14アンダー3位タイには藤本佳則、久保谷健一、キム・キョンテの3名。石川遼は4つスコアを伸ばして、12アンダー6位タイという結果に終わった。