女子ツアー開幕戦2日目に注目を集めたのは、2011年にプロ入りしたルーキーの斉藤愛璃。なんと8バーディノーボギーという猛攻で、通算10アンダー単独首位に浮上した。「4連続バーディもありましたが、今日はものすごく集中していたので、どういう内容か分からないくらい、1打1打に集中しましたね。これまで68がベストだったので、自己ベストも更新できました」と斉藤は語る。そして、8アンダー単独2位には、開幕戦2連覇を狙う韓国の朴仁妃（パク・インビ）が続く！

後半6バーディの猛攻で2桁アンダーに達した斉藤愛璃

　工藤遥加など注目のルーキーが参戦する開幕戦で、素晴らしいゴルフを披露したのは斉藤愛璃。前半2バーディ、後半は13番ホールからの4連続バーディを含む、6つのバーディを重ねて、8バーディノーボギー。自己ベストを4ストロークも上回る64をマークして、唯一の2桁アンダーとなる通算10アンダー単独首位に躍り出た。

「後半から首位に立ちましたが、あまり意識はしませんでしたね。今日は同組の朴選手が、良いゴルフをしていたので、それに付いていくつもりで、楽しいラウンドになりました。後半、バーディがたくさん出始めてからは、とにかく、どんどんバーディを取ることだけを考えていて、自己ベストを狙っていたわけではないんです。明日は、重圧があると思いますが、今日のように楽しんでプレーしたいです」と斉藤は語っている。

開幕戦2連覇に向けて好位置に付けた朴仁妃

　6バーディ1ボギーという内容で、通算8アンダー単独2位につけたのは韓国の朴仁妃。開幕戦2連覇に向けて、絶好のポジションにつけている。

「ショットがすごく良く当たっている感じでしたし、今日はとても調子が良かったですね。斉藤選手は、プロテストを合格したばかりなのに、すごく頑張っていて、自分も嬉しく感じました。明日も、今日みたいな調子でプレーできたらいいと思います」と朴は語る。

　他、7アンダー3位タイには馬場ゆかりと菊池絵理香。6アンダー5位タイには飯島茜と北田瑠衣。5アンダー7位タイには、李知姫、諸見里しのぶ、そして、アマチュアの比嘉真美子が同順位で大健闘。「優勝争いするために、今日は最低でも5つスコアを伸ばしたかったので、最低限のノルマは達成できました」と比嘉は語っている。横峯さくらは3つスコアを伸ばして、4アンダー10位タイ。