単独首位でスタートしたツアールーキーの斉藤愛璃は、上がりホールでスコアを崩して、プレーオフを余儀なくされた。しかし、プレーオフに進んだ韓国の李知姫と三塚優子を下して、見事にツアー初勝利を決めた。「私が優勝できるなんて、本当に夢みたいですね。ゴルフは最後まで何があるか分からないと、改めて感じました」と斉藤は振り返る。
「喜びというよりも驚きを感じた」という斉藤愛璃
通算10アンダー単独首位でスタートした斉藤愛璃は、本戦の上がり2ホールで痛恨の連続ボギーを叩き、李知姫、三塚優子とのプレーオフに。最終ホールでは、1mほどのパーパットを外して、絶好のチャンスを逃したが、プレーオフでは粘り強いプレーを見せた。プレーオフ1ホール目で李知姫が脱落。プレーオフ2ホール目では、三塚が60センチのパーパットを外して、斉藤の初勝利が決まった。
「プレーオフ2ホール目では、三塚選手が確実にパーパットを決めてくると思っていたので、3ホール目をどのように攻めようかと、考えていたんです。でも、こういうこともあるんだなとビックリしました。決まった瞬間は、優勝の喜びというよりも、ゴルフは本当に何があるか分からないという驚きを感じましたね」と斉藤は語る。
「ギャラリーの声援が本当に力になりました!」
「両親は気楽にやってきなさいと言っていたし、私も楽しくプレーして、その結果として優勝がついてきたことが、すごく嬉しかったですね。簡単には勝てないと思っていたし、プレーオフに残れればいいとも考えていたんです。ガンガンに攻めるのだけではなく、無理すべきでないときはパーを安全に取るような、メリハリを持ったプレーが良かったと思います。それと、ギャラリーの方から、優勝いけるよとか、ナイスパーとか、声援をいただいたことが、本当に力になりました」と斉藤は語っている。
他、10アンダー2位タイには、プレーオフで敗れた三塚優子と李知姫。9アンダー単独4位に菊池絵理香。8アンダー5位タイには、4つスコアを伸ばした横峯さくら、北田瑠衣、飯島茜、全美貞の4名。また、アマチュアの比嘉真美子は通算5アンダー16位タイでフィニッシュし、善戦を見せた。
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斉藤愛璃&比嘉真美子(ベストアマ)
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