ほとんどのギャラリーがタイガー組につく中、初日は、北アイルランドのダーレン・クラークが7アンダーでトップに立った。
注目のタイガーは、イーブンパー32位タイと出遅れた。
今、世界最強といっても過言ではないメンバーが揃ったダンロップフェニックストーナメントが29回目の初日を迎えた。朝は我慢していた空模様も、昼前には、本格的な雨になり、大勢のギャラリーには、観戦日和とはいかない天候となった。
パットが良く決まった。とクラーク
そんな天候を吹き飛ばすようなダッシュを見せたのは、5回目の出場となるクラークだった。前半で、4連続を含む6つのバーディを重ね、最後も2つ追加して、8バーディ1ボギーの7アンダーでトップに立った。「パットが良く決まったね、このコースは自分に合っている。」と自信を覗かせた。
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タイガー・ウッズ
GOLFPARK 2002
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一方、ディフェンディングチャンピオンのデビッド・デュバルは、「調子は良くない。ティーショットがぶれて、次のショットが打てなくて3回もアンプレアブルをするはめになってしまった。でも、トラブルが多い割りには、2アンダーというスコアには満足している。昨年のこの大会以来、勝っていないので、是非、勝って来年につなげたい。」と連覇に向け密かに気合いを入れていた。
不発のタイガー、でも勝算あり?
日本で3試合目となったタイガーの初日は、フラストレーションのたまるラウンドだった。先にボギーが2つ続いたあと、16・17番とバーディで戻したのもつかのま、また2・3番でボギーと波に乗れず、その後のパー5、2つでバーディをとってイーブンパーに戻した。「アンダーの選手も少ないし、まだ充分、優勝を狙えるよ。」とコメントした。一緒に回った片山晋呉は1アンダー、谷口徹は2オーバーと3人とも今ひとつの初日になった。
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2位タイには、先週に引き続き出場のジャスティン・ローズと横尾要、渡辺司が並び、「パー3ではミスをしてボギーを二つ叩きましたが、全体的には良い一日。難しいパーパットが決まっているので、この調子をキープできれば良い結果がでそう。」というセルヒオ・ガルシオアと、宮瀬博文、ジャンボ&ジョーの尾崎兄弟、韓国のS・K・ホが、4アンダーと好位置をキープした。
先週、優勝の中嶋常幸は、3アンダーで10位タイ。リー・ウエストウッドとトーマス・ビヨンは、タイガーと同じくイーブンパー、今年USPGAツアーで韓国選手として初優勝を飾った崔京周は、1オーバーでホールアウトした。
ギャラリー数7,663人。天候雨、気温12.9℃、西南西の風1.6m。