6アンダー単独首位スタートの伊澤利光は、1スコアを落としながらも、通算5アンダーで見事に逃げ切り勝利を決めた。1年8ヶ月ぶりの勝利に加えて、公式戦3冠目を達成した。「今までの優勝の中でも結構嬉しい勝利ですね。前半にパーでしのいだことと、17番ホールのバーディが勝因です」と語っている。
「17番のバーディが大きかった」と伊澤
2位に広田悟が追う中で、15番ホールでは広田がバーディを奪い、伊澤がボギーで1打差まで詰め寄られる場面もあった。だが、17番ホールで伊澤がバーディを沈めて、勝機を引き寄せた。最終ホールで、伊澤はボギーとしたが、広田は1・5mのバーディチャンスを外して、1打差で逃げ切った。
「15番ホールで、3打差から1打差に詰め寄られたので、どこかでバーディが欲しいと思ってました。ですから、17番ホールのバーディは大きかったですね。18番ホールもバーディを狙っていましたが、結果的にボギーにしてしまいました」と伊澤は語る。
ほぼ完全復活という伊澤
「できることは全部やってきたと思います。でも、春先はいつも調子が悪いし、開幕してから成績が上がらないと、やはりショックが大きかったでしょうね。でも今回は、開幕したばかりで早く結果が出せました。もうすぐ40歳なので、やっぱりダメなのかな?というのが先にきてしまう。この優勝で、自分がやってきたことが無駄じゃなかったし、大きな自信になりました」と伊澤は語っている。ティーショットには多少問題を感じているものの、ほぼ完全復活という伊澤。今シーズンはさらなる勝ち星に期待できそうだ。
他、4アンダー単独2位に終わった広田悟は「伊澤さんが最後に崩れるとは予想していなかったので、最後のバーディパットでは、ラインがまったく見えなかった」と振り返る。2アンダー2位タイには、67の猛攻を見せたすし石垣と金鐘徳。
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