日没サスペンデッドとなった2日目の残りを消化し、第3ラウンドも無事終了して、この3日目に通算13アンダーで単独首位に立ったのは藤田寛之だ。「今日は、良いバーディのお陰で、悪い流れにもならなかったし、今日はよく持ちこたえたと思います」と語っている。そして、1打差の12アンダー単独2位にはフランキー・ミノザ。2打差の11アンダー3位タイに、先週優勝した片山晋呉が続く！！

「20アンダーに近づけたい！」と藤田寛之

　2日目の残りホールを消化した時点で、藤田寛之は11アンダー首位タイ。そして、3ラウンド目は4バーディ2ボギーという内容で、通算13アンダーの単独首位に立った。

「良い位置にいますよね。でも下からも追い上げてきているし、明日はどうなるか分かりません。最近、優勝争いをしていないことが不安要素ですし、追いかける選手の中でも、晋呉は飛び抜けた存在です。でも、やっぱり勝ちたいですよね。とにかく、明日は20アンダーに限りなく近づけたい」と藤田は闘志を燃やす。

6バーディで猛追！片山晋呉が2打差

　先週は、最終ホールで劇的なバーディを決めて、優勝をものにした片山晋呉。初日は、疲れていることをこぼしていはいたが、それでもゴルフは好調をキープしている。この3ラウンド目は、6バーディノーボギーという完璧なゴルフで、通算11アンダー3位タイにつけた。

「点滴を打ったり注射をしたりといろいろやって、だいぶ疲れが取れてきましたね。昨日はサスペンデッドになったけど、自分はホールアウトできたので、8時間ぐっすり眠れたことも良かった。今週は優勝という意識ではなかったけど、この順位にいて、疲れました、やめました、という訳にはいかないでしょう」と片山は語っている。

　他、片山と同順位に菊池純。10アンダー単独5位に篠崎紀夫。9アンダー6位タイには谷原秀人、D・スメイルなど3名が並ぶ。