6位スタートの古閑美保が、4つスコアを伸ばして、見事な大逆転勝利を決めた。さらに、ビッグマネーの賞金2500万円を獲得して、シーズン獲得賞金が1億2000万円を突破。賞金女王もシーズン土壇場の大逆転で奪う、ツアー史に残る劇的な2008年を締めくくった。「こんな経験、初めてですよ。先に、上がったんですが、会場のどよめきと、母のキャーッという声で、勝ったと分かりました」と古閑美保は振り返る。
「優勝と賞金女王が2つ付いてきた!」と古閑美保
最終戦の優勝と賞金レースを、このシーズン最終戦の最終日に、劇的な大逆転でものにした古閑美保。この最終日は、6バーディ2ボギーという内容で、猛追を見せて、上がり2連続バーディで先にフィニッシュ。後続選手を見守ることとなった。
「ミジョン選手がダボということは聞いていて、不動さんがファーストパットを外したどよめきがわかりました。その直後、観戦していた母が、キャーッと言ったんで、勝ったことが分かったんです。賞金女王の実感も強く感じましたね。最後のバーディパットで優勝と賞金女王が、2つ付いてきたので、もう運がよいとしか言いようがありません」と古閑美保は語っている。
「優勝を意識することなく、伸び伸びとプレーした」
単独2位を狙って、この最終日に臨んだという古閑美保は、後半の4バーディと、特に上がりの2連続バーディが勝利の決め手となった。
「今回、優勝を意識することが、まったくなかったんです。すごく楽な気持ちで、後半をラウンドすることができました。でも終盤は、自分の思うゴルフとしては最高に乗ってましたね。これで、今季4勝をあげて、賞金女王も獲得してしまったから、来年の目標を、もっと高くしないといけませんね」と古閑美保は語る。
他、5アンダー2位タイには、韓国の全美貞と不動裕理。最終ホールで痛恨のダブルボギーを叩いた、韓国の全美貞(ジョン・ミジョン)は、「アンダーパーで回れたのは良かったけど、あまり運がない1日でしたね」と振り返る。
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