大会初日、6アンダー首位タイの好スタートを切ったのは広田悟。8バーディ2ボギーという内容で、バーディを量産した。「他の人が言うほど、このコースは苦手じゃないんです。ホールの攻略法について訊かれたら、すぐアドバイスできるほどですから」と広田は語る。同じく首位タイには金庚泰が並ぶ。そして、4アンダー3位タイにはベテランの芹澤信雄が続く！

「ホール全部が頭に入っています」という広田悟

　前後半ともに4バーディ1ボギーの、8バーディ2ボギーという内容で、金庚泰とともに6アンダー首位タイに並んだ広田悟。コースを知り尽くした余裕が、スコアにつながった。

「このコースは、ホール全部が頭に入っています。あそこに行ったら、こう打って、という風に自然にプレーできるんです。イメージしやすいから、体も自然に動いてくれますね。グリーンでは、それほど難しくないところに運べているから、素直に打てています」と広田は語っている。

「すべて良かった」という芹澤信雄

　ベテランとして気を吐いたのは芹澤信雄だ。初日は、5バーディ1ボギーという内容で、4アンダー3位タイにつけた。

「フェアウェーを外したのは3回だけ。今日はすべてが良かったですね。最後の9番ホールでは、林に打ち込んでボギーにしましたが、他はすべてが噛み合ったゴルフでした。2007年に、肩の手術をして、昨年は全然ゴルフにならなかったんですが、今年は体調が良くなって、10歳若返った感じです」と芹澤は語る。

　他、芹澤と同順位に、P・マークセンと横尾要。2アンダー15位タイにつけた石川遼は、3番ホールで左林に打ち込むピンチとなったが、そこから残り110ヤードを直接カップに沈めて、イーグルを奪うミラクルを見せた。

10番ホール (c)GolfPark 2009