大混戦の大洗となっている本大会3日目。3日目のベストスコアとなる67をマークして、9位スタートのブレンダン・ジョーンズが単独首位に浮上した。「今日はバーディチャンスを外したところも多かったし、5アンダーが良いスコアのようには感じませんでしたが、全体的に良い一日でした」と語る。そして、通算イーブンパー2位タイには、中嶋常幸など3名が続く！

猛攻を見せたブレンダン・ジョーンズ

　7番ホール・パー5のイーグルを含む、1イーグル5バーディ2ボギーという内容で、通算2アンダー単独首位に立ったブレンダン・ジョーンズ。3日目唯一の通算アンダーとなった。

「アウトコースはフェアウェーをキープすれば、良いスコアで回れますが、インは風に向かっていくゴルフなので、難しいですね。特に、上がり3ホールはとてもタフで、ここでスコアを落としてしまいました」とジョーンズは振り返る。

「この位置は奇跡です」という中嶋常幸

　4バーディ1ボギーという内容で、中嶋常幸が9位スタートからイーブンパー2位タイに浮上した。3つのチップインを奪うなど、小技が冴えた。

「この順位でプレーできているのは、奇跡ですね。良いゴルフをしているという手応えはないんです。若いときと違って、体の中にリズム感がないですからね。でも、アプローチでは子供の頃を思い出して、それが良い結果になっていますね」と中嶋は語っている。

　他、中嶋と同順位のイーブンパー2位タイに、C・プラポールと兼本貴司。「ショートアイアンの距離と方向性が合わず、コントロールできなかった」という石川遼は、8オーバー38位タイ。