先週は1打ぎりぎりの予選通過だった石川遼だが、今週は初日の単独首位をキープして、通算11アンダーの単独首位で決勝ラウンドに進出！「今日は、とても淡々とプレーをすることができました。良いショット、悪いショットと一喜一憂した方が実は楽しいけれど、いつもと比べて、バーディでもボギーでも波が立たなかった」と石川遼は振り返る。そして、1打差の10アンダー単独2位には山下和宏が続く。

「ゼロからスタートしようと思っていました」という石川遼

　初日は1イーグル5バーディという内容で、単独首位となる素晴らしいスタートを切った石川遼はこの2日目、6バーディ2ボギーという内容で、通算11アンダーの単独首位をキープした。

「上がってみれば、これでも4つスコアを伸ばしたんだなぁという感じですね。6つもバーディを取った雰囲気はなかったんです。でも今日は、ゼロからスタートするつもりで、その切り替えもうまく行っていましたし、淡々と集中してスムーズにプレーできました。明日は、ある程度緊張すると思うし、この2日間とは精神的にもガラッと変わると思います」と石川は語っている。完全勝利に向けた3日目に期待がかかる。

アイアンが絶好調という山下和宏

　2日目に4つスコアを伸ばして、依然、首位の石川遼に1打差をキープしたのは山下和宏。「アイアンの調子がとても良かったですね。パー3でも良いところに付きましたが、パットが悪かった。あとはパットの調子だけですが、明日からがとても楽しみです。遼君とはティーショットで置いていかれるけど、そういうのは仕方ないし、気にしません。とにかくマイペースを貫くつもりです」と山下は語っている。

　他、9アンダー単独3位に津曲泰弦。8アンダー単独4位にブレンダン・ジョーンズ。5アンダー5位タイに、片山晋呉、D・スメイルなど4名が続く。