今年、75回目を迎える日本最古のトーナメントが、ツアーに復活。その記念すべき初日に、富田雅哉が9アンダーのロケットスタートを切った。「9アンダーは偶然だと思いますけど、今日はパットが本当に良く入ってくれました」と富田は語る。そして、6アンダー2位タイには、平塚哲二、宮里聖志、小田孔明の3名が続く！

「10バーディは初めてです！」という富田雅哉

　10バーディ1ボギーという、素晴らしい内容で、9アンダーの単独首位に立ったのは富田雅哉。2位に3打差をつける、見事な初日を見せた。

「これまで8アンダーはあったと思いますが、1日10バーディも、9アンダーも初めてですね。練習ラウンドでは1日ハーフずつラウンドして、それほどコースは分かっていません。でも、その分コースから上がって、たっぷり練習したのが良かったですね。明日はボロが出ないように頑張ります」と富田は語っている。

「良くパットが決まった」という宮里聖志

　平塚哲二、小田孔明と並ぶ、6アンダー2位タイにつけたのは宮里聖志。「今日は良くパットが決まってくれました。8メートルとか14メートルのパットが入りましたね。今シーズンはパットが不調でしたが、グリップをソフトに握るようにしたら、とてもフィーリングが良くなりました」と宮里は語る。

　そして、5アンダー単独5位に河井博大。4アンダー6位タイには、近藤共弘など7名が並ぶ。ディフェンディング・チャンピオンの石川遼は、一時失格になるかもしれないトラブルに見舞われ、事なきを得たものの、4オーバー105位タイと出遅れた。