3日目になんと10アンダーのコースレコードを叩きだして、17アンダー首位タイスタートとなった藤田寛之が、通算20アンダーまでスコアを伸ばしてフィニッシュ。2位に2打差をつけて、見事今季2勝目を決めた。「3日目に、自分がどれだけ良いゴルフをしていたか、改めて実感できましたし、一つの目標を達成することができました」という藤田。18年ぶりにツアー競技に復活した本大会で、記念すべき勝利となった。
「ショットの安定性が良かった」と振り返る藤田寛之
富田雅哉と並ぶ通算17アンダー首位タイでスタートした藤田寛之は、4バーディ1ボギーという内容で、前半にスコアを伸ばして、通算20アンダーで逃げ切った。
「スタートから近藤くんと富田くんが、非常によい状態でスコアを伸ばしていたんですが、そこから3人でスコアを伸ばし合っている感じでしたね。自分がある程度伸ばさなければ、混戦になることは分かっていましたが、自分は昨日の結果も出ているし、自分を信じてプレーしました。勝因はショットの安定性ですね。データを見なければ分かりませんが、非常にショットの調子が良かった」と藤田は振り返る。
ベテランに元気を与えるアラフォー優勝!
「40代の優勝というのは、ここ何年かなかったし、なんだかプロゴルファーの中では、自分が鑑のようになっています。40代優勝の壁というものを感じていたし、その壁を越えるために、新たに何かをしなければ、次には進めないと思っていました。未だに解答は見つかっていませんが、若いときとは違う流れを作りたいと臨んできた結果だと思います」と藤田は語っている。
他、通算18アンダー2位タイには平塚哲二と近藤共弘。16アンダー単独4位に立山光広。ディフェンディング・チャンピオンの石川遼は、5アンダー31位タイに終わった。また、3オーバー61位タイでフィニッシュした藤本佳則は、中西直人とのプレーオフを制しベストアマチュアを獲得した。
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藤田寛之&藤本佳則(ベストアマ)
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