プロ初の大会2連覇を狙う石川遼に、大きな期待のかかる本大会。初日、石川は首位に2打差の、4アンダー4位タイにつける好スタートを切った。「今日は、4アンダーで回れるような内容ではなかったんですが、この貯金を明日以降に生かしていきたい」と石川は語る。そして、6アンダー首位タイには矢野東、星野英正など3名が並ぶ。

「ドライバーが安定していなかった」という石川遼

　石川遼にとって本大会は、昨年プロとして初勝利を決めた思いで深い大会。初の大会2連覇に大きな期待がかかる中で、6バーディ2ボギーという内容で初日を終えて、4アンダー4位タイの好位置に付けた。

「ドライバーはトップからの切り返しのタイミングが合わなくて、フックしていたホールもありました。特に、ティーショットを見る限り、今日はこんなに良いスコアになるとは思わなかったし、もっとドライバーを安定させないとだめですね。昨年のプレーは、メモに残っているので、それを見れば1ホール1ホール、鮮明に思い出せます。ただ、コースは変わっていませんが、自分が変わったことで、違うイメージに見えたりしています」と石川は語っている。

「隙のない内容でした」という星野英正

　6バーディノーボギーの完璧なラウンドで、矢野東と並んで、6アンダー単独首位に立ったのは星野英正だ。

「ティーショットは良いし、ショットはコントロールできていて、パットのフィーリングも良かった。今日は隙がない内容でした。ここは、プロになって初めて、最終日最終組に入ったコースだし、思いで深いところ。調子は良いし、今、失う物は何もないので、ガンガンに行くだけです！」と星野は語る。

　他、星野、矢野と並ぶ6アンダー首位タイに金亨成。石川と並ぶ4アンダー4位タイには宮本勝昌が並ぶ。