66をマークした鈴木亨は通算13アンダーでフィニッシュ。2位に5打差をつける独走状態で、単独首位に立った。「後半になって風が出てきた中で、ノーボギーでフィニッシュできたので、自分でも良くやったと思います」と鈴木は語る。そして、8アンダー単独2位には藤田寛之。大会2連覇が期待される石川遼は、7アンダー3位タイにつけている。

イーグルフィニッシュで鈴木亨が独走

　最終ホールのイーグルを含む、1イーグル4バーディノーボギーという完璧なラウンドを見せたのは、ベテランの鈴木亨だ。通算13アンダーに到達し、2位に5打差をつける独走状態で3日目を終えた。

「ピンチはほとんどありませんでした。欲を言えば、14番と15番のバーディチャンスを決められなかったのか惜しいですが、最後のイーグルで帳消しになりました。5打差はあるけど、このコースは本当にわからない。でも、3日間良いゴルフができているし、それをやり遂げたいと思います」と鈴木は語っている。

石川遼はイーブンパーで足踏み

　首位に2打差の通算7アンダーでスタートした石川遼は、この3日目、イーブンパーで足踏みして、首位に6打差の7アンダー3位タイ。

「鈴木さんの素晴らしいプレーで差を付けられてしまいましたが、このコースはパットが決まればスコアを伸ばせると思う。この3日間で、パットのタッチは段々と良くなってきているし、すべての要素が良くなっていると思うので、運に恵まれれば優勝するチャンスはあると思います」と石川は語る。

　他、石川と並ぶ7アンダー3位タイに金亨成。6アンダー単独5位には、首位スタートだった星野英正が続く。