2日目単独トップに躍り出たのは、今日のベストスコア65を叩き出した今野康晴。昨年、この御殿場で片山晋呉とのプレーオフの末に涙をのんだ今野が、今年こその思いを一気にぶつけ見事なゴルフを見せた。2位グループには2打差で横尾要、宮里優作、津曲泰弦の3選手が並ぶ
パッティングの改善が好スコアの要因
昨日は3アンダースタートながらもパッティングの調子が悪く、「不安で仕方がなかった」という今野だが、今朝の練習で試した打ち方で感じをつかみ、それがそのまま今日の65という見事なスコアに繋がった。昨年の悔しさよりも「何も考えずにストロークに集中する」ことで結果として優勝を手繰り寄せたいと、明日からの決勝ラウンドの意気込みを語った。
18番のギャラリーを沸かせるウォーターショット
ロングホールの18番は2オンを狙い果敢に攻める選手が多い。今日の18番は北風の影響でグリーン手前の池に入れる選手が続出。人気者の丸山茂樹と石川遼の2選手も池に入れて、ギャラリーからため息。しかしウォーターショットに挑むそぶりを見せたとたん、大歓声があがる。冷たい水の中にもかかわらず見事なプロの技を披露し、ギャラリーは大満足。もちろんミスで池に入れた選手から笑顔が見られることはなかったが、、、。
石川遼18番ウォーターショット
(C) 2009 GolfPark
賞金王を争う2人
今日も一番多くのギャラリーを引き連れた石川遼と、現在賞金ランキングトップの池田勇太。それぞれ石川5アンダー13位タイ、池田4アンダー18位タイと、まだまだどちらかに軍配が上がる気配はない。出だし3連続ボギーをたたいた池田だったが、その後持ちかえしパープレー。やはり怪我の影響があるのか時折顔をしかめるそぶりを見せたが、最後にはスコアをまとめてしまう安定感には、すでにベテランの域の貫禄さえ感じさせる。対する石川は「もし優勝できなければ今日のラウンドは悔しいと思う。そう思わないようあと36ホール頑張る。」と、明日以降の自分にプレッシャーをかけ、決勝ラウンドでの巻き返しを誓った。
<公式発表>
ギャラリー:3,502人
天候:曇り
気温:10.6℃
風向:北東
風速:4.0m/s