首位タイスタートとなった韓国の全美貞は、4つスコアを伸ばして通算9アンダーフィニッシュ。2位に6打差をつけるぶっちぎりの優勝を決め、今季2勝目をものにした。「ここは、初優勝したコースなので、そこでツアー通算11勝目を上げることができて、とても嬉しいです」と全は語っている。
「スタート前はどうなるか分からなかった」という全美貞
5アンダー首位タイでスタートした全美貞は、5バーディ1ボギーという内容で、後続選手を大きく引き離し、通算9アンダーで優勝を決めた。だが、スタート前は不安があったという。
「スタート前は正直、本当にどうなるか分からなかったんです。でも、ドライバーはあまり良くありませんでしたが、アイアンショットは良い感じで、長いパットも入りました。昨日の調子に比べると、60~70%の出来でしたね。それでも、これといった大きなミスがなかったので、それがスコアにつながった要因です」と全は振り返る。
「初優勝を思い出しました」
「今日は、初優勝したときと、なんとなく雰囲気が同じで、その時のことを思い出しながらラウンドできましたし、この時期に2勝目を上げて、気持ちが楽になりましたね。これからは賞金ランキング3位が目標となりますが、もっと良いプレーをするためには、良いスイングを目指したいですね。副賞のお菓子10年分ですが、9年分は甥っ子に、1年分は甘いものが好きというキャディに譲ります」と全は語っている。
他、3アンダー2位タイには、古閑美保、三塚優子、米山みどりの3名。2アンダー5位タイには、原江里菜と羅多藝(ナダエ)。横峯さくらは1オーバー14位タイに終わった。