初日、3アンダー首位タイで並んだのは、この最終戦で逆転賞金女王を狙う横峯さくらと、上田桃子の2名。「賞金女王を狙うとか、そういう感覚はなくて、ここではコースとの戦い。自分のプレーに徹するつもりで臨んでいます」と横峯さくらは語る。そして、2アンダー3位タイに原江里菜が続く。

「この大会を楽しみにしていました」という横峯さくら

　4バーディ1ボギーという内容で、上田桃子と並んで、3アンダー首位タイにつけた横峯さくら。賞金ランキング首位を走る諸見里しのぶとの差は、約550万円。この最終戦で、逆転賞金女王に期待がかかる。

「昨日の夜は、緊張するというよりも、逆に今日をとても楽しみにしていました。今日は、チャンスがあったので、もう少し入って欲しかったけど、初日としてはとても良いスタートが切れたと思いますね。とにかく明日以降も、自信を持って臨みたい」と横峯は語っている。

「初日としてはまずまず」という宮里藍

　宮里藍は、4番ホール・パー4のチップインイーグルを含む、1イーグル1バーディ3ボギー1ダブルボギーという、出入りの激しい内容で、2オーバー16位タイ。

「グリーンでイメージが出にくかったんですが、それは自分の許容範囲でしたし、できることは精一杯やって、初日としてはまずまずでした。今日ラウンドしていて、とてもツアーの雰囲気がよいし、すごく特別なフィールドだと感じました。3年ぶりに日本の試合に勝って、この大会に出られるのは、自分にとって、とても大きいですね」と宮里は語る。

　他、1アンダー単独5位に古閑美保。イーブンパー6位タイには、韓国の全美貞、李知姫、馬場ゆかり、上原彩子など6名。諸見里しのぶは、先週優勝した有村智恵と並んで、1オーバー12位タイ。