初日16位。2日目8位。そして、この3日目に65をマークして、8アンダー単独首位に躍り出たのは飯島茜だ。2位に3打差をつけるビッグチャンスを迎えた。「1mくらいのパットでも難しいコースで、今日はすごく上手く打てました。迷いなく打てたので、今日は満足です！」と飯島茜は語る。最終戦の逆転賞金女王に期待のかかる横峯さくらは、5打差を追う形となった。

ベタピン・ショットを連発した飯島茜

　1m以内につけるショットを、5つのホールで見せた飯島茜。この3日目は、8バーディ1ボギーという内容で、7つスコアを伸ばして、通算8アンダー単独首位に立った。

「昨日も良かったのですが、今日は特にアイアンの距離感が冴えていました。初日のラウンドは1人だったので、プレーのリズムがまったく掴めなかったんです。やっぱり、一緒に回る人がいなければ、自分のリズムすら掴めないんですね。でも、2日目から調子が上がってきましたね。ラストの試合なので、『終わり良ければじゃないけど、良い結果で終わりたいですね」と飯島は語っている。

「フラストレーションがたまるゴルフでした」という横峯さくら

　賞金ランキングトップを走る諸見しのぶ。この最終戦で逆転のチャンスがある横峯さくら。横峯さくらは、3バーディ2ボギー1ダブルボギーという内容で、3アンダー5位タイ。首位との差は5ストロークに開いた。

「気分的に、結構落ちていて、それがゴルフとは分かっているけど・・・。でも、これが最終日ではなくて、今日で良かったなという風に、プラスに考えないと。吹っ切るという感じではなくて、割り切る感じですね。優勝のチャンスは30％くらい。でも最終戦なので、いろいろなドラマがあると思うし、そこに入り込めるようなプレーがしたいです！」と横峯は語る。

　他、5アンダー単独2位に服部真夕。4アンダー3位タイには諸見里しのぶと韓国の宋ボベ。宮里藍は、2アンダー8位タイ。