首位に5打差でスタートした横峯さくらは、上位が伸び悩む中で、着実にスコアを伸ばして6アンダーで先にホールアウト。1打差を追う後続組が並ぶことはできず、横峯さくらの劇的な大逆転勝利が決まり、賞金ランキングも諸見里しのぶを破って大逆転。ダブルの大逆転で、初の賞金女王の座についた。「プレーオフになると思っていたので、優勝できたことは信じられないです！」と横峯さくらは語っている。

「楽しんでプレーしようと臨みました」という横峯さくら

　首位に5打差の3アンダースタートから、14番ホールのチップインバーディを含む、4バーディ1ボギーという内容で、通算6アンダーの逆転勝利を決めた横峯さくら。

「楽しんでプレーしようと臨みましたが、14番ホールでチップインバーディが取れて、15番ホールもOKバーディが取れて、ここで頑張ったら上位に行けると思ったら、残り3ホールではとてもプレッシャーがかかりました。1度、この最終戦は勝っているけど、この最終日は、そのときとは全然違う印象でした」と横峯は振り返る。

「逆転優勝は頭にありませんでした」

「今日は、単独2位を目指して、少しでも上位に行きたいとは思っていたんです。だから、上がり3ホールのパットはとても緊張したけど、沈めることができました。まさか逆転勝利できるとは思っていなかったし、賞金女王のおまけ付きで勝てたことは、本当に嬉しかったですね。ここまでの結果が出せたことに、とても感謝しています」と横峯さくらは語る。

　他、5アンダー2位タイには諸見里しのぶ。「1年間目指してきた賞金女王になれなくて、悔しい気持ちがありましたが、今日はものすごい緊張の中で、自分のベストを尽くしたと思います」と諸見里は語る。同順位に、飯島茜、服部真夕、韓国の李知姫。4アンダー6位タイに宮里藍と上田桃子という結果に終わった。