2位に3ストローク差をつける6アンダーで、星野英正が単独首位に立った。自宅からコースまで至近となるホームコースでの開催で、コースを知り尽くした強みを生かす滑り出しとなった。そして、3アンダー2位タイには、兼本貴司、川岸良兼など4名が並ぶ。

一昨年以来のツアー3勝目に向けて好発進した星野英正

　7バーディ1ボギーという内容で、2位に3打差と他の選手を大きく引き離すスタートを切った星野英正。自宅から至近のホームコースであることも、この好スタートの一因だ。

「ここは、普通の営業日でもグリーンの仕上がりが最高です。自宅の近くの練習コースとして、本当に最高の環境ですね。ただ、コースを知り尽くしているから、逆にあれこれと細かく考えすぎてしまうので、今週は、できるだけシンプルにゴルフをしようと考えています」と星野は語っている。

「後半から開き直った」という兼本

　前半の2ボギーから、後半5バーディノーボギーで、猛烈に挽回したのは3アンダー2位タイにつける兼本貴司。「このコースはとても難しいので、そこから逃げようとしていたんですが、前半の2ボギーで開き直りました。後半は、ピンを果敢に攻めてみようと切り替えたんです」と兼本は語っている。

　他、2アンダー6位タイに片山晋呉、谷口徹、宮本勝昌など7名が並ぶ。自信を取り戻すべく、米ツアーから一時帰国して本大会に臨んでいる丸山茂樹は、6オーバー118位タイと大きく出遅れた。

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