15アンダー単独首位でスタートした韓国の金庚泰は、この最終日、通算16アンダーでフィニッシュ。1打差で逃げ切って、見事に日本ツアー初勝利を決めた。「スタートの時に差があったので、もっと楽に勝てると思っていましたが、思ったよりも緊張しました」と金は振り返る。14アンダー単独2位に小田孔明。13アンダー単独3位に横尾要。
「2007年以来、勝てないのではないかと思っていた」という金庚泰
6ストロークものリードでスタートした、金庚泰の最終日だが、3バーディ2ボギーという内容で、1つスコアを伸ばすにとどまり、小田孔明を辛くも1打差で振り切る形の、日本ツアー初勝利となった。
「2007年に中国で開催された、韓国のイベントで優勝しましたが、それを最後にこれまで勝つことができず、一時期はもう勝てないのではないかと思うこともありました。今日はとても緊張しましたが、なんとか切り抜けることができたので、これを機会に、また自分のゴルフが変わると思いますね」と金庚泰は語る。
「ショットにはものすごく自信があった」
「スコアボードは必ず見ていたので、追い上げられていることは知っていました。でも、今週はショットにものすごく自信があったので、自分のプレーに徹すれば勝てると思い、他の選手のスコアは気にせず、自分のプレーに徹しました。日本でフルシーズンを参戦するようになって2年目ですが、レベルの高い日本の選手たちとプレーして、自分もどんどんうまくなっていると感じできたし、今回優勝できたことが、すごく大きな自信につながると思います」と金は語っている。
他、12アンダー単独4位に金亨成。10アンダー単独5位に片山晋呉。9アンダー6位タイに谷原秀人など3名。7アンダー9位タイには、アマチュアの浅地洋佑。「今週は課題がたくさん見つかりました。しっかり修正して来週に臨みたい」という石川遼は、2アンダー32位タイに終わった。