単独首位スタートだった韓国の金庚泰（キム・キョンテ）は、4つスコアを伸ばして、通算15アンダーに到達し、2位に6ストロークものリードで単独首位をキープ。「10番ホールではダブルボギーになりそうなところがありましたが、ボギーでとどめることができ、ナイスボギーでした。でも大きなミスはそのホールくらいでしたね」と金は振り返る。9アンダー単独2位に片山晋呉が追う。

4連続バーディが光った金庚泰

　14番ホールからの4連続バーディを含む、5バーディ1ボギーという内容で、15アンダー単独首位を独走する金庚泰。

「これまで、いつも最終日最終組では逆転されているので、プレッシャーはありますね。でも、明日もこの3日間と同じことをするだけだと思います。アウトコースの1、5、9番ホールでバーディを取って、あとはパーセーブ。フロントナインを少なくとも2アンダーでプレーできれば、大丈夫だと思います」と金は語っている。

「最高のラウンドができた」という片山晋呉

　6バーディ1ボギーという内容で、通算9アンダー単独2位に浮上したのは片山晋呉。6打差を追って、首位の金に食い下がる。

「ここは、レベルの差がすごくはっきりするコースだと思います。小さな日本オープンという感じがしていますね。ここ数年を振り返ってみても、本大会のセッティングはナンバーワンだと思います。いろんなゴルフの引き出しが使えて、本当に楽しくて、最高のラウンドができました」と片山は語る。

　他、8アンダー3位タイには丸山大輔、小田孔明など3名。初日に出遅れた石川遼は、5つスコアを伸ばす巻き返しを見せて、4アンダー16位タイ。