山本和宏と並んで、8アンダー首位タイでスタートした兼本貴司は、4つスコアを伸ばして12アンダーフィニッシュ。2位に2打差をつけて単独首位となった。「3日間、同じホールで同じクラブ。同じように打てているのがいいですね」と兼本は振り返る。10アンダー2位タイには山本和宏、井上信、D・チャンドの3名が続く。

「大きな転がしでフェアウェーキープ」という兼本貴司

　7バーディ3ボギーという内容で、この3日目は4つスコアを伸ばして、単独首位に抜け出した兼本貴司。依然、好調が続く。

「18ホール攻め方はまったく一緒です。下がウェットではないし、ショットは低い弾道で打っています。大きなスイングは要らなくて、小さいスイングで大きい転がし。これで、フェアウェーキープを心がけています。明日も、この3日間と同じように攻め続けたいと思うけど、3日目のトップは初体験だし、緊張のあまりゴルフができないかも（笑い）」と兼本は語っている。

67をマークして2位タイに浮上した井上信

　7バーディ2ボギーという内容で、7位スタートから、首位に2打差の10アンダー2位タイに浮上したのは井上信。

「このところゴルフに自信をなくしていたんですが、最近良くなってきたんです。今日は、序盤で2つめのボギーを出してから、急に吹っ切れて、もっと思い切ってプレーしようと考えたら、アイアンがピンに付くようになりました。ドライバーには自信がありませんが、これから調整して、明日が楽しみです」と井上は語る。

　他、9アンダー5位タイには岩田寛と小田龍一。8アンダー単独7位に丸山茂樹が続く。