フィジーのディネッシュ・チャンドと並んで、15アンダー首位タイでスタートした高山忠洋は、この最終日、通算17アンダーでフィニッシュ。2位に3打差をつける快勝で、5年ぶりの嬉しい優勝を飾った。「これまでの優勝は、逃げ切ることができず、2回ともプレーオフでした。今回、逃げ切っての勝利は、今後大きな自信になると思います」と高山は語っている。
「最後は体が動かなかった」という高山忠洋
この最終日、高山忠洋は15アンダー首位タイスタートから、4バーディ2ボギーという内容で、通算17アンダーでフィニッシュ。首位に並んでスタートしたD・チャンドを、3ストローク引き離して、堂々たる逃げ切り勝利を決めた。
「嬉しいのと、疲れたのと、いろんな気持ちが入り交じっていますね。途中、緊張で胃が痛む場面もありました。小樽はまったく気を抜くことができないコースだし、終盤は体が動きませんでした。でも、17番ホールで3打差になり、気分的には楽になりましたね」と高山は振り返る。
「5年ぶりの優勝は長かった」
「優勝できない間に、若い世代がどんどん活躍するようになってきたし、遼君や、池田君、薗田君とかは、自分のことをあまり知らないでしょうね。とにかく、この勝てなかった5年間は、すごく長かった。でも、30代の選手があまり活躍していないと感じていたし、30代の活躍を見せたいと思っていたんです。30代の選手達の刺激になれば、嬉しいですね」と高山は語っている。
他、14アンダー単独2位にD・チャンド。12アンダー3位タイには平塚哲二、W・リャンの2名。第3ラウンドにコースレコードとなる63をマークして、猛チャージした石川遼は、最終日1つスコアを落として、通算5アンダー14位タイに終わった。
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高山忠洋
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