2位スタートから、3つスコアを伸ばして、単独首位に返り咲いた石川遼。大会2連覇に期待を抱かせる、3打差のリードで8アンダー単独首位に立った。「今回、このコースは4度目の挑戦ですが、やっと富士桜での戦い方が掴めてきた感じですね」と石川は自信をうかがわせている。そして、3打差の5アンダー2位タイには、谷口徹、石川の先輩である薗田峻輔など6名が並ぶ。

「楽しんでプレーできました」という石川遼

　1イーグル3バーディ2ボギーという内容で、通算8アンダー単独首位に立った石川遼。自己初となる大会2連覇に向けて、最高のポジションにつけた。

「ずっと我慢のゴルフが続いていました。ボギーが先行するのか、バーディが先行するのか、一進一退のの状況が続いていたんです。でも、パットが思ったところにストロークできている限りは、問題ないと思っていました。14番ホールで、良いパットが決められたので、心配ないと確信しましたね。今日は先輩の薗田プロといっしょにプレーできたし、とても楽しむことができました」と石川は語っている。

3打差を追う谷口徹！

　石川が大きくリードをつけたが、3打差の5アンダー2位タイから、チャンスをうかがうのは谷口徹。本日は後半にスコアを伸ばす、4バーディ1ボギーという内容だった。

「今日は、風が違っていて、ジャッジが難しかったけど、とても良いメンバーとラウンドできたし、やる気も出てきたし、とても良いムードでプレーできましたね。最終ホールはパーのつもりでいたんですけど、バーディで上がることができました」と谷口は振り返る。

　他、谷口と同順位の5アンダー2位タイには、薗田峻輔、貞方章男など6名。3アンダー単独8位には池田勇太が続く。