1アンダー11位タイスタートから、最終日のベストスコアとなる66(パー71)をマークした豪州のブレンダン・ジョーンズ。通算6アンダーでフィニッシュして、鮮やかに逆転勝利を奪った。「とても信じられないくらいに興奮しています!2007年の優勝を最後に、ずっと勝てなかったし、このタフなコースで勝てたことが、とても嬉しい」とジョーンズは語っている。
「パーをキープするスコアメイクを考えた」というブレンダン・ジョーンズ
選手達が苦しむ難コースで、1イーグル5バーディ2ボギーという素晴らしいゴルフを見せたブレンダン・ジョーンズ。4番ホールでは、バンカーからの3打目を直接カップにねじ込むイーグルで、勢いに乗った。
「優勝は昨晩から考えてはいたんです。でも、他にも素晴らしいプレーヤーが上位にいたので、特に勝利を強く意識していたわけではありません。ただ、バーディを狙いに行く戦略ではなく、ラフに入ったとき、いかにパーセーブできるかといった、パーをキープするスコアメイクを常に考えていました」とジョーンズは振り返る。
「これからも大好きな日本ツアーで戦っていきます!」
3年ぶりの勝利に加えて、アジアンツアーの出場権も得たジョーンズ。だが、今後も日本ツアーを主戦場に戦っていくという。
「このところ、パッティングの調子が上がっていたことが勝因ですね。ここ3試合でトップ10フィニッシュできていたし、パットの調子が結果につながったと思います。アジアンツアーには1、2試合出ると思いますが、これからも日本ツアーをメインに戦っていきます。日本のツアーはアジアでナンバーワンだと思っているし、日本が大好きなんです」とジョーンズは語る。
他、5アンダー単独2位に小田龍一。4アンダー3位タイにはディフェンディング・チャンピオンの意地を見せた丸山大輔、すし石垣など3名。首位に1打差のスタートで勝利が期待された石川遼は、「前半を終えて優勝を狙える位置で折り返せただけでも良い経験でした」と、1アンダー13位タイに終わった。