初日はあいにくの悪天候で中止となり、54ホールの短縮競技でスタートした本大会第1ラウンド。4名が並ぶ4アンダー首位タイという、好スタートを切ったのは、主催者推薦枠で出場した細川和彦だ。「最終ホールでは、5mのパーパットが残ったけど、寄せるつもりが入ってしまって、バーディみたいなガッツポーズを取ってしまいました」と細川は振り返る。注目の石川遼は、首位に2打差の2アンダー9位タイと好位置につけた。
2度の3連続バーディで細川和彦が好スタート!
2番ホール、15番ホールからの2度の3連続バーディを含む、7バーディ1ボギー1ダブルボギーという内容で、4アンダー首位タイに並んだ細川和彦。
「ダブルボギーを叩いた13番ホール(パー4)では、セカンド地点のボールが深いラフにはまっていて、出すしかない状況で、3打目でグリーンを捉えましたが3パット。今日は風もあったし、パープレーでいいというつもりでしたが、逆にチャンスが生まれましたね」と細川は語っている。
「これ以上ないゴルフができた」という石川遼
6バーディ4ボギーという出入りの激しい内容ながらも、首位に2打差の2アンダー9位タイと、上々のスタートを切ったのは大会ホストの石川遼だ。
「タフなコンディションというのは分かっていました。後半は上体に力が入って、ショットのリズムが狂ってしまいましたね。でも、よくパーを拾ったところもあったし、調子は悪くありません。これ以上ないゴルフができたと思います」と石川は語る。
他、4アンダー首位タイには細川の他、甲斐慎太郎、S・K・ホ、G・ブラーの4名。3アンダー5位タイには丸山大輔、小田龍一など4名が並ぶ。
大会初日は悪天候のため中止。競技は54ホールに短縮
兵庫県神戸市の六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に、今年3回目の開催となる本大会。しかし、大会初日はあいにくの悪天候により、午前9時過ぎに中止が決定となった。競技は、3日間54ホールに短縮することとなった。
雷と豪雨に見舞われた初日
アウトコース、インコースでそれぞれ3組がスタートしたものの、雷と豪雨に見舞われ、7時過ぎに競技は一時中断。その後、悪天候は和らいだものの、競技を再開できるまでに復旧するには、およそ2時間くらい要する状況に。
「午後から再開したとしても、今日、回る選手と明日とで不公平感が出てしまう」というJGA競技委員長の判断によって、午前9時53分に初日の中止が決定となった。
3日間の競技で賞金は全額支給
金曜日、土曜日で予選ラウンドを行い、決勝ラウンドは日曜日の18ホールのみとなる3日間に短縮されたが、主催者の懇意により賞金は全額支給。ただし、獲得賞金への加算は75%となる。アジア太平洋地域のトッププレーヤーが集う本大会は、短縮日程と100%の獲得賞金によって、より白熱した展開が期待できそうだ。
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