9アンダー首位タイスタートから、5つスコアを伸ばして、通算14アンダーに到達した石川遼。韓国のキム・キョンテを約4000万円差で追う状況で、見事勝利をものにして、逆転賞金王への望みをつないだ。「もう、これ以上ないくらいの、最高の結果を残すことが出来ました!」と石川遼は語っている。
スイング改造からの勝利!!
スイング改造を試みて、臨んだ今週。インパクトの打点から、そのボールの挙動まで把握していた従来のスイングを脱ぎ捨て、新たなスイングの試行錯誤の中で掴み取った栄冠。この最終日は、2つの3連続バーディを含む、7バーディ2ボギーという内容で、2位に2ストロークの差を付け、堂々たる勝利を決めた。
「このコースはとても大好きですし、リーダーとして、ギャラリーの方の拍手を浴びながら、18番ホールに上がれた瞬間は、本当に幸せでした」と石川遼は振り返る。
一気に約1300万円差に!
約4000万円差もあった韓国のキム・キョンテとの差を、一気に約1300万円差に詰めて、残り3試合での逆転賞金王に望みを繋いだ石川遼。最終ホールは、パーでも勝てる状況ながら、バーディフィニッシュにこだわり、見事バーディで締めくくってギャラリーを堪能させた。この勝利で、ツアー通算9勝目をあげて、残り3試合の賞金王レースを大いに盛り上げてくれそうだ。
他、通算12アンダー単独2位にブレンダン・ジョーンズ。10アンダー3位タイには今田竜二、谷口徹、宮本勝昌の3名。9アンダー6位タイには藤田寛之と兼本貴司が並ぶ結果に終わった。