太平洋クラブ御殿場コースを舞台に始まった本大会初日。手嶋多一が2位に3打差をつける8アンダーの猛攻を見せて、単独首位に立った。「このところはたぶん67が最高で、このコースで若い頃はもっと好スコアがでましたが（笑い）、64は自己ベストです」と手嶋は語っている。そして、5アンダー単独2位には横尾要。石川遼は2アンダー14位タイにつけている。

「パットはタッチだけを合わせるようにした」という手嶋多一

　9番ホールからの4連続バーディを含む、1イーグル6バーディノーボギーという素晴らしいラウンドを見せた手嶋多一が、8アンダー単独首位に立った。

「バーディチャンスが近いところが多かったのですが、今日はパットで狙いすぎず、タッチを合わせるようにしたことが良かったですね。また、自分の思うラインよりも一回り膨らませる感じで打つようにしていました。ショットをドローで攻められるようになり、ラインも出てきたことも良かった」と手嶋は振り返る。

スイングを改造して挑む石川遼

　5バーディ1ボギー1ダブルボギーという内容で、2アンダー14位タイにつけたのは石川遼。改良したスイングで本大会に挑み、その手応えを掴んでいる。

「これまで慣れてきたスイングと違って、インパクトの瞬間にボールがどこに飛んでいくのか、まだ感じることができませんね。今までのスイングでは、フェースのどこにインパクトしていて、そこからどんな風に飛んで行くのかわかっていました。でも、まっすぐに飛んでいますし、思っていたよりも気持ちよく振れています」と石川は語っている。

　他、4アンダー3位タイには今田竜二、宮本勝昌など6名。3アンダー9位タイには、星野英正、藤田寛之など5名が並ぶ。